11月11日は、中国の消費が大きく刺激される「独身の日」です。
昨年は、中国のEC大手アリババグループが過去最高となる約7兆円の売上げを記録するなど、コロナ禍の中でも市場に大きな影響を与えました。
本記事では、独身の日に関する昨年までの動きや今年の特色などをまとめて紹介します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)「独身の日」とは
「独身の日」とは、中国の光棍節(こうこんせつ)の別名です。「シングルデー」「W11(ダブルイレブン)」という名前でも親しまれています。
1が並んでいることから、毎年11月11日が独身の日にあたり、「独身者を祝う日」「自分のためにご褒美を買う日」などとして広まっています。
2009年にアリババが大規模なセールを実施したことから、ECから小売までさまざまな業界が商戦に参入しました。最近では、日本企業も消費の契機と見て中国市場に進出しています。
訪日ラボ用語集:独身の日とは
過去の「独身の日」セールは?コロナ下ではEC大手がキャンペーンの規模を拡大
商戦の火付け役であるアリババグループは毎年売上高を更新しており、同じく中国EC大手の京東も巨額の消費を生み出しています。
昨年はコロナ下での「独身の日」となりましたが、その勢いが衰えることはありませんでした。昨年の実績や傾向を振り返ります。
アリババは売上前年比85%増
独身の日をめぐる商戦の先駆者のアリババグループは、毎年「天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」を開催しています。
2020年は、コロナ禍で注目されたEC需要に応えるかのようにセールイベントの期間を拡大しました。11月1日〜11月3日と11月11日の2期に渡ってセールを行った結果、総額4,982億元(約7兆円)を売り上げました。2019年は2,684億元(約4兆円)だったため、1年間で約85%増加していることがわかります。

引用元:アリババプレスリリース
2020年のフェスティバルの特徴は、オンラインとオフラインの両方から商品とサービスを提供したことでした。
外食、エステ・スパ、旅行、エンターテインメント、家事代行サービスなどを提供しており、「コト消費」需要にも対応しています。品ぞろえは史上最大規模だったということです。
さらに、コロナ禍による旅行制限を鑑み、海外製品への期待に応えるために参加海外ブランド数も前年から9,000増加しました。(2019年は2万2,000)
アリババグループの越境ECプラットフォームであるTmall GlobalやKoalaを通じて、3万1,000の海外ブランドが「天猫ダブルイレブン」に参加しました。なおKoalaの参加は2020年が初めてです。
すべてのプラットフォームを合わせると、合計で世界89か国と地域の商品が中国消費者に提供されました。(2019年は世界79か国・地域)
京東は売上にコロナ禍の特色が表れる結果に
同じく中国のEC大手である京東(JD.COM)も、独身の日にあわせて、毎年「ダブルイレブン」というセールを開催しています。2020年はアリババ同様に期間を拡大させており、従来の11月1日から11日までの11日間に加え、10月21日に先行販売を開始しました。
この結果、2020年の売上げは2,715億元(約4兆8,000億円)を記録しました。前年の2044億人民元(約3兆6,000億円)から増加を見せ、特に初日の11月1日のみの売上では前年より90%増加したということです。
京東は、2020年の「ダブルイレブン」について、中国市場のC2M(Consumer-to-Manufacturer)製品の人気に言及しており、C2MのゲーミングノートPCの売り上げは前年の8倍に上ったことも明らかにしました。
そして、2020年はカスタマーサポートもまた手厚くしました。返金、返品、補償などの制度を新たに設けたり期間を延長したりしました。京東は、このサービスが消費を促進したと報告しています。
コロナ禍となった2020年の消費傾向としては、ヨガ関連の衣類、ピラティス機器、無糖ミルクティー、低糖ケーキなどの売上がそれぞれ前年比407%、368%、815%、721%を記録し健康志向が表れていること、100万人以上のユーザーがショッピングカートに旅行用品を入れるなど旅行意欲がうかがえることなどが報告されています。
輸入商品も売れ行き好調、日本は海外製品で一番人気
コロナ禍で移動が制限されている中、独身の日キャンペーンでは海外製品人気も見られました。
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