JAL×テンセント業務提携 コロナ後のインバウンド需要回復目指して

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中国の大手テクノロジー企業、Tencent(テンセント)のクラウド事業部門であるテンセントクラウドは、日本航空株式会社(以下、JAL)と業務提携し、アフターコロナインバウンド需要の回復を目指すことを発表しました。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

未来の「人を中心とした」交通システムの構築

新型コロナウイルスが流行する前の2019年、日本のインバウンド市場において、中国人の訪日旅行者数は過去最高の959万人に達しました。

2020年以降は、新型コロナウイルスの影響が大きく、旅行者数は過去最高レベルまで減少し続けています。

しかし、その間も中国人旅行者にとって日本旅行の魅力は失われておらず、日本は今後も人気の高い旅行先であることに変わりはありません。

そのため、JALは今後回復・成長が見込まれる日本への観光事業を強化するため、テンセントクラウドが提供する「スマート交通ソリューション(We Transport)」の採用を決定しました。

テンセントクラウドとは?

テンセントクラウドは、業界をリードするクラウド製品とサービスを世界中の組織や企業に提供しています。

テンセントは、世界中にあるデータセンターインフラ(インフラストラクチャー)を活用し、金融、教育、ヘルスケア、小売、産業、運輸、エネルギー、ラジオ・テレビなどの幅広い業界に向けて、「スマートエンタープライズ」をキーワードに、先進技術を統合した包括的な解決策を提供しています。

それは、テンセントクラウドが幅広い業界をサポートしていることを意味します。

その中でも、テンセントクラウドのスマート交通ソリューションは、建設、管理、運用、サービスの4つの具体的な側面に焦点を当て、未来の「人を中心とした」交通システムの構築を目指しています。

中国でJALの存在感を高める

今回の業務提携により、月間アクティブユーザー数が12億6,000万人を超える「WeChat」のミニプログラムを通じて、航空券の販売や予約、決済、フライト情報の検索などを直接行うことができるようになります。

また、ソーシャル広告やWeChat公式アカウントなど、テンセントクラウドの「スマート交通ソリューション」を活用することで、日本に関心のある旅行者のニーズに合わせた効果的なプロモーション活動を最大化し、中国の観光市場におけるJALの存在感をさらに高めることが期待されます。

テンセントクラウド 先進的なインフラを提供

テンセントクラウドのインターナショナルシニア・バイス・プレジデントであるPoshu Yeung氏は、「テンセントクラウドは、安全で高性能なパブリッククラウドサービスプロバイダーとして、観光、小売、エンターテインメント業界をサポートする先進的なインフラ(インフラストラクチャー)を提供することをお約束します。」と述べています。

今回の提携により、中国の消費者に関する専門知識とこれまでの実績を活かし、最先端の技術と包括的なサービスを提供することで、より多くの中国の観光客の方々にJALの高品質なサービス体験を促す方針です。

JALの高いサービス品質・安心安全・サステナビリティ

テンセントとの業務提携で注目されているJALは、APEX(Airline Passenger Experience Association)が主催する2021 APEX EXPOにて、サービス品質、安全・安心への取り組み、サステナビリティに関する取り組みの総合評価で世界最高水準と評価されました。

その結果、本邦航空会社として初めて「WORLD CLASS(世界クラス)」に認定されたと明らかになりました。

APEXは、北米を拠点にする世界最大のエアライン業界団体の一つで世界の航空会社、空港、エアライン関連サプライヤーなどが参加する非営利団体です。

「WORLD CLASS」は、今後ポストコロナ時代に航空会社へ求められる最も重要な価値を「高いサービス品質」、「安全・安心」、「サステナビリティ」と定め、世界トップレベルの評価を認定する アワードとして今年新設されました。

「APEX FIVE STAR」(APEXが世界中の航空ユーザーを対象に投票を行い、優れた商品・サービスを提供するエアラインが「APEX FIVE STAR」)に認定された航空会社を対象として、航空業界専門の監査会社「Yates+ Partners(イェイツ アンド パートナーズ)」が厳格な監査を行い、その結果をもとに選定されます。

WORLDCLASS認定 7社

今回「WORLD CLASS」には、JALを含む世界で7社のみが認定されました。

認定された7社は以下の通りです。

  • JAL
  • エミレーツ航空
  • KLMオランダ航空
  • カタール航空
  • サウディア
  • シンガポール航空
  • トルコ航空

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<参照>
JAL公式サイト:JAL
航空業界専門の監査会社:Yates+ Partners
PR TIMES:テンセントクラウド、日本航空と業務提携。コロナ後のインバウンド需要を見据えてJALミニプログラムを活用

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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