米国ツアーオペレーター協会(USTOA)は、ツアーオペレーター業界に影響を与える現在のトレンド、重要課題、要因に焦点を当てた年次調査の結果を発表しました。
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ツアーオペレーターとは
ツアーオペレーターとは、旅行会社の委託を受けて海外旅行の現地手配を行う会社のことを指します。個人または複数の添乗員を指すツアーコンダクターとは別に認識する必要があります。
2023年末までに旅行業界のビジネスが完全に回復
サンディエゴで開催された2022年USTOA 「Annual Conference and Marketplace(年次総会・マーケットプレイス)」で発表された調査によると、回答者の93%が2022年の売上高の伸びを見込んでおり、さらに65%が7~10%の平均伸び率を予測しています。
また、同調査によると、ツアーオペレーターの53%が2023年末までに旅行業界のビジネスが完全に回復すると考えており、20%は2022年までに回復すると考えていることが判明しました。
2025年以降に回復すると回答したのは、わずか7%でした。
USTOA会員の報告によると、2022年の既存予約の59%は新規予約で、41%は2020/2021年にキャンセルされた旅行からの再予約の乗客だと判明しました。
また、既存予約の75%は海外行きで、25%は北米行きとなっています。
ほとんどのツアーオペレーター会員(91%)は、予約が2022年に増加することを確信していると報告し、36%は旅行客が出発の4〜6ヶ月以内に予約していると報告しました。
2022年の営業における最大の課題
USTOAのテリー・デール会長は、「今年の調査では、2022年に向けてより自信があることが明らかになりましたが、会員に2022年の営業における最大の課題や障害を挙げてもらったところ、国/州をまたぐ国境閉鎖の混乱がトップとなり、次いで旅行に対する顧客の信頼感が上位を占めました。」と回答しました。また、この調査では、旅行アドバイザーがツアーオペレーター業界に大きく貢献していることが確認され、89%の会員が2022年に事業を再開するにあたり、売上を上げるためにエージェントを活用する予定であることがわかりました。
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<参照> USTOA:公式サイト
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