UNWTO(世界観光機関)は3月25日、2022年1月の国際観光の実績と、2022年の回復の見通しについて発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う旅行制限やウクライナ情勢の影響により、経済の不確実性に直面しつつも、2022年の国際観光は緩やかに回復を続けると予測しています。
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UNWTO、2022年1月の国際観光実績と2022年の見通しを発表
UNWTOは3月25日、2022年の回復の見通しについて、2022年1月の国際観光の実績と合わせて発表しました。
2022年1月の世界の国際観光客数は前年の2倍以上に
UNWTOの発表によれば、2022年1月の世界の国際観光客数は1,800万人以上で、2021年と比較し2倍以上(+130%)となりました。
ただしコロナ禍以前の2019年と比較すると、依然として67%下回っています。
地域別では、2021年対比で特にヨーロッパ(+199%)と南北アメリカ(+97%)で大きく回復したものの、コロナ禍以前と比較するとそれぞれ-53%と-52%と、半分以下の水準にとどまっています。
中東(+89%)とアフリカ(+51%)も成長を見せたものの、2019年対比ではそれぞれ-63%、-69%となっています。
2022年は緩やかな回復を見込む
2020年から2021年にかけての大きな落ち込みを経て、UNWTOは2022年には国際観光は緩やかな回復を続けると見込んでいます。
旅行制限の緩和または撤廃を進める目的地が増えており、ペントアップ需要(消費者需要が一気に回復すること)の活性化に貢献していると指摘しました。
一方でウクライナ情勢による新たな課題がもたらされ、特にヨーロッパを中心として海外旅行の回復を妨げるリスクがあると言及しています。
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<参照>
UNWTO:TOURISM ENJOYS STRONG START TO 2022 WHILE FACING NEW UNCERTAINTIES
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