韓国国土交通省は6日、5月から国際線定期便の運航許可数を段階的に拡大すると発表しました。
これに伴い、11月までにはコロナ禍前の(週4,714回)の約半数となる週2,400回まで国際線の運航数が回復する見通しです。
コロナ禍において韓国の国際路線と運航規模は、防疫当局の毎月の協議によって調整されていました。
5月以降はこれをコロナ禍以前の状態に戻し、韓国国土交通省の方針のみに基づいた柔軟な調整を行っていきます。
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韓国国交省「旅行需要の急速な回復に備える」
韓国国土交通省は6日、5月から国際線定期便の運航許可数を段階的に拡大すると発表しました。
具体的には、5~6月にかけてはそれぞれ週100回、7月からは週300回増やした後、最終的に11月までにはコロナ禍前の(週4,714回)の約半数となる週2,400回まで国際線の運航数を回復させる計画です。
韓国国土交通省はこの計画について、「現在の防疫状況と、各国の入国時の緩和状況などを総合的に考慮した。今後期待される旅客需要の急速な回復に備える」と説明しています。
各航空会社が増便準備
運行回数の拡大方針に合わせ、各航空会社も国際線運航の増便に着手しています。
フルサービスキャリア(FSC)の大韓航空とアシアナ航空は、欧州や北米など長距離路線の増便を予定しています。
5月にフランス・パリ路線を現在の週3回から週4回に、オーストラリア・シドニー路線は週2回から週3回にそれぞれ増便します。アシアナ航空も米ロサンゼルス路線などを増便します。
格安航空会社(LCC)は、入国制限の緩和が続いている東南アジア路線に注力する姿勢を見せています。エアソウルは6月にベトナム行きの一部路線とマレーシア・コタキナバル路線の運航を再開します。済州航空は、フィリピン・マニラ路線の増便を検討していることに加え、務安空港発のベトナムおよびタイ路線の就航申請を韓国国交省に申請しています。
日本路線の再開にも期待 旅客需要の急増見込み
世界的な観光需要の回復に後押しされ、東南アジア路線を中心として国際線の運航や長距離路線の拡充が進んでいます。
日本は今年に入り新型コロナ対策として実施している水際対策を段階的に緩和していることから、日本路線の再開についても期待されています。
エアソウルのマーケティングチーム管理者は、「LCCにとって日本は最も重要な路線。再開されれば日韓両国から大勢の利用客が見込めるため、できるだけ早く再開してほしい」と述べています。
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