7月25日から、羽田空港とソウルの金浦空港を結ぶ路線が、現在の週間8往復から週間28往復まで増便されることになりました。韓国国土交通省が19日に発表しました。
この路線を含め、日韓の国際線運航をさらに拡大するために、今後も両国間の協議は続く見込みです。
国際線往来の拡大が、日韓相互の観光の全面回復につながることが期待されます。
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羽田ー金浦線、各社毎日運航で週間28往復に拡大
東京・羽田空港とソウル・金浦空港を結ぶ路線が、7月25日から増便されることになりました。
金浦空港は、仁川空港と並んで首都・ソウルの玄関口としての役割を担っています。羽田ー金浦路線は、新型コロナウイルスの影響で2020年3月から停止されていましたが、今年6月末におよそ2年3か月ぶりに再開していました。
再開後は大韓航空、アシアナ航空、日本航空、ANAの4社がそれぞれ週2回往復運航しており、週間で8往復にとどまっていました。
今回の増便では、日韓両国の国土交通省が週間28往復までの増便に合意したことで、同4社は毎日1回の往復運航をすることが可能になりました。
日韓相互の旅行熱は高く、往来完全回復へ期待
コロナ前の2019年には、同路線は4社で週間84往復していたことを考えると、往来の完全回復にはまだ至っていません。
両国は往来のさらなる回復に向けて、今後も増便のための協議を続けていくということです。
両国間の観光目的の渡航が再開されて以来、日韓相互の観光需要は著しい高まりをみせています。
日本では6月に、韓国観光ビザの発給が再開されて以来、韓国に行きたい日本人が各地の韓国大使館に殺到しています。1日のビザ申請人数には限りがあるため、前日から列を作る「徹夜組」も現れたほどです。
韓国でも同様のことが起きています。日本が外国人観光客の受け入れ再開を発表してから、韓国人の日本ビザ申請は急増しています。また数が限定されている日本旅行のパッケージツアーのチケットは、非常に人気が高いため入手困難になり、「争奪戦」ともいえる状況になっています。
日韓の相互の観光熱は、コロナ禍による2年間の移動制限を経て、いまだかつてない高まりをみせているといえます。こうした需要の高まりを商機として逃さないためにも、入国制限の緩和や、さらなる航空の増便に期待がかかります。
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<参照>
聯合ニュース:金浦―羽田線が25日から週28便に増便 韓日当局が合意
【2023年インバウンド最新動向を予測】国・地域別デジタルマーケティング戦略
2022年10月からついに入国者数の上限撤廃、短期滞在者のビザ免除等が実施され、訪日観光が本格的に再開されました。
未だ"完全回復"には至っていないものの、観光地によってはすでに多くの訪日外国人観光客が訪れているところもあり、「インバウンド対策」への関心が急速に高まっています。
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