「訪日後のリピート買いで越境EC利用したい」9割超 円安で越境EC急増 

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24年ぶりの歴史的な円安が追い風となり、越境ECが伸長しています。

BEENOS株式会社が実施したアンケートからは、訪日時のショッピングでのEC活用意向や、訪日後の越境ECでのリピート買いの意向の高さから、今後のさらなる越境ECでの流通伸長が期待されます。


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BEENOS、越境EC利用に関するアンケート調査を実施

BEENOS株式会社は、自社グループ運営のサービス「Buyee」、「Buyee Connect」を利用するアメリカ台湾マレーシアイギリス在住の顧客約1,900人を対象に「越境ECの利用意向に関するアンケート」を実施しました。

8月26日に発表されたアンケート結果からは、円安の影響で加速する日本の越境EC市場の拡大がうかがえます。

日本の越境利用頻度「月に1回以上」が56%

▲越境ECの利用頻度:BEENOS
▲越境ECの利用頻度:BEENOS


まず日本の越境ECの利用頻度について、全体の56%以上が「月に1回以上」と回答しました。

「月に5回以上」も18%以上にのぼり、特にマレーシアは25%と高くなりました。

「円安後に利用が増えた」6割以上

▲越境EC利用状況の変化:BEENOS
▲越境EC利用状況の変化:BEENOS

円安による、日本の越境ECでの購入頻度や1回あたりの使用金額の変化については、「利用金額と利用頻度のどちらか、あるいは両方が増えた」との回答が63%以上にのぼりました。

特に台湾が73%と最も多くなっています。

購入商品は「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」がトップ

▲越境ECでの購入商品:BEENOS
▲越境ECでの購入商品:BEENOS

日本の越境ECで購入する商品は、「おもちゃ・ゲームアニメグッズ」が各エリアでトップとなり、特にアメリカでは54.9%にのぼりました。

さらにアメリカイギリスでは「本・CD・DVD・エンタメ」が2位となっており、ジャパニーズコンテンツの強さがうかがえます。

またアジア圏での2位は、台湾が「「ファッション」、マレーシアは「リユース品」となっており、体格や生活様式において日本との親和性が現れています。

「訪日時のショッピングでECも活用したい」 56%以上

▲訪日時のEC利用意向:BEENOS
▲訪日時のEC利用意向:BEENOS

6月にはインバウンドが条件付きで再開されましたが、訪日時に店頭での購入だけでなくECも活用したいかという質問に対し、全体の56%以上が「ECも活用したい」と回答しました。

「訪日後のリピート買いで越境ECを利用したい」92%以上

▲越境ECでのリピート買い意向:BEENOS
▲越境ECでのリピート買い意向:BEENOS

訪日後に、越境ECでリピート買いをしたいかという質問に対しては、全体の92%以上が「リピート買いしたい」と回答しました。

DX化に伴い、これまでインバウンドで購入していた商品の多くが、オンライン上で購入して自宅で受け取ることができるようになっており、越境ECの利便性の高さが評価されていることがうかがえます。

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<参照>

PR TIMES:6割以上が「円安後に越境ECの利用が増えた」 ~越境ECを利用する海外のお客様1,900名にアンケート~

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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