BEENOS株式会社は11月14日、「BEENOS 越境EC ヒットランキング 2022」を発表しました。
2022年の消費動向を振り返り「日本発、海外でヒットした商品」を紹介するランキングで、円安を追い風に高価格帯のジャンルが上位を占めました。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
BEENOS、「越境EC ヒットランキング 2022」発表
BEENOS株式会社は11月14日、「BEENOS 越境EC ヒットランキング 2022」を発表しました。
越境EC支援実績3,000件以上を擁する同社グループの購買データをもとに、2022年の消費動向を分析したもので、「日本発、海外でヒットした商品」をランキングで紹介しています。
1位はブランド腕時計、高価格帯が人気
2022年の「商品ジャンル別ランキング」は、1位が「ブランド腕時計」となり、2位に「トレーディングカード」、3位に「アニメのフィギュア」がランクインしました。
伸長ランキングでは1位が「カメラのレンズ」となり、2位に「オートバイのセキュリティグッズ」、3位が「ブランド腕時計」となり、高価格帯のジャンルが上位を占めました。
ゴルフグッズやフィッシングリール、陶芸といった趣味性が高い商品がランクインしていることも特徴的です。

円安による割安感で「フィルムカメラ」「ゴルフグッズ」なども伸長
特に高価格帯商品である「ブランド腕時計」「フィルムカメラ」「ゴルフグッズ」が流通を伸ばしました。
これらの商品は海外市場でもともと人気のジャンルですが、円安に伴う高額商品の割安感が強調されたことで、さらに消費が拡大しました。

円安の影響で購入金額が50%増加
為替が円安に振れたタイミングで、購入金額が50.94%増加したほか、購入UUと顧客単価もともに伸長しました。
越境ECの流通に対する為替の影響がうかがえる結果となっています。

水際対策緩和でさらなる越境EC伸長に期待
コロナ禍で世界的にDXが進み、32年ぶりの歴史的な円安が追い風となって越境ECは伸長しています。
BEENOSの海外向け購入サポートサービス「Buyee」の2022年第4四半期の流通総額は、前年同期比31.3%増と過去最高を継続更新しました。
また同グループが提供する越境ECサポートサービス「Buyee Connect」でも、2022年7月~9月の受注件数が同年1月~3月の期間と比較して約8倍に拡大しています。
さらに10月11日に水際対策が大幅に緩和され、入国者数上限が撤廃されたほか、個人旅行客の受け入れも再開しました。
今後回復が期待されるインバウンド客のリピート買い需要を満たす販路としても、越境ECへの注目は高まっています。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
PR TIMES:BEENOSが「越境ECヒットランキング2022」を発表
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!