新型コロナウイルス感染拡大の影響で、訪日外国人観光客は大きく減少しましたが、2022年10月に水際対策が大幅に緩和されるなどインバウンド回復が期待されています。
インバウンド対策を進めるにあたって、最初のターゲティングの精度を高めるためにはそれぞれの国・地域の「コロナ前」の消費動向を知る必要があります。
マレーシアでは若年層を中心に訪日旅行の人気が高まっており、インバウンド戦略における重要な市場となっています。
株式会社movが運営する「口コミアカデミー」では、「コロナ前(2019年)訪日マレーシア人の消費動向まとめ」と題した資料を無料で提供しております。
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本資料の構成
本資料は以下の内容で構成されています。
2019年訪日マレーシア人の消費動向(訪日マレーシア人の属性と旅行内容)
- はじめに
- 訪日マレーシア人の男女別および年代別比率
- 訪日マレーシア人の主な来訪目的
- 訪日マレーシア人の来訪回数
- 訪日マレーシア人の目的別滞在日数
- 訪日マレーシア人の主な来訪時期
- 訪日マレーシア人の旅行形態
- 訪日マレーシア人の旅行支出内訳
- 訪日マレーシア人の客層別旅行支出内訳
- 訪日マレーシア人の買い物ランキング
- 訪日マレーシア人の旅行情報ランキング
- おわりに
以下、本資料から得られる知識の一部をご紹介します。
宿泊日数は長いが、消費単価は平均を下回る訪日マレーシア人
2019年の訪日マレーシア人一般客1人当たりの旅行支出は13万3,259円で、全体の訪日外国人一般客1日当たりの旅行支出15万9,000円を下回りました。
いっぽう訪日マレーシア人の平均宿泊数は9.5泊で、全体の8.8泊を上回っています。
全国籍と比較して訪日マレーシア人は平均宿泊数は長いものの、1人当たりの旅行支出は下回っています。
12月がハイシーズン、春も人気 訪日マレーシア人の来訪時期
2019年までの5年間では、12月に最も訪日マレーシア人が増加する傾向が見られています。逆に最も減少するのは8月で、冬季の訪日旅行が人気であることが分かります。
3月から4月にかけての春季の人気も高まっており、日本での雪や花見が訪日マレーシア人に魅力となっているようです。
ムスリムに配慮した情報提供が重要
2019年の訪日マレーシア人は約50万人で、2009年の約9万人から比較すると5倍以上もの訪問者数となりました。 2019年時点では、訪日マレーシア人の特徴として以下が挙げられます。
- 半数以上がリピーター
- 12月の来訪が最も多い
- ムスリムならではの情報が必要
訪日マレーシア人は半数以上がリピーターであり、リピーターの割合は増加傾向にあります。
ムスリムが多い訪日マレーシア人を呼び込むにあたっては、食事や祈祷室などムスリムへの配慮が重要となります。
2017年にJNTOが実施したアンケートによれば、海外旅行経験者の半数以上が「3年以内に行ってみたい国」として日本を挙げました。
2022年10月には、個人旅行の解禁など日本の水際対策が大きく緩和されました。
このタイミングを利用して、ムスリムへの配慮を整え、訪日マレーシア人が戻ってくる際に備えることが重要です。
【インバウンド情報まとめ 2024年11月後編】中国、タイの2025年祝日発表 ほか
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