2022年10月に水際対策が大幅に緩和され、今後回復が予想されるインバウンド。日本のスキー場もこれから冬に向けて盛り上がりが期待されるコンテンツですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で訪日外国人客は大きく減少しており、最新の声を汲み取りづらいのが現状です。
そこで今回は国内の口コミを分析したレポートを公開しました。ニセコをはじめとした、インバウンドからも人気を得る観光スポットの秘密に迫ります!
このレポートから
- スキー場は2017年以降口コミ数が増加したこと
- 口コミ数はコロナ禍で減少したものの、昨シーズンは増加に転じたこと
- 各エリアとも「ゲレンデ」に関するポジティブな口コミが多いこと
- 各エリアとも「雪質」より「リフト」などの設備に言及した口コミが多いこと
がわかりました。
この週刊MEOレポートでは口コミを横断して分析することで見えてくる「新しい発見」をご提案します。
店舗の集客施策や口コミ対策に、是非本資料をご活用ください!
今回の調査対象
今回は、全国のスキー場8エリア(全65施設)の口コミ(総数39,885件)を分析しました。
インバウンドにも人気のスキー場の口コミ、年別推移は?

新規口コミ投稿は2017年以降急増し、2019年以降は年間7,500件前後を推移しています。2020年以降コロナ禍で減少した口コミ数も、2022年(主に2021-2022シーズンを反映)に9,056件と回復しました。
今シーズン(2022-2023)の更なる口コミ数増加が期待できます。
1スキー場当たりの口コミの推移は?
エリア別・1スキー場当たりの新規口コミ投稿件数の推移です。北陸・越後湯沢・白馬がエリア全体として多くの口コミを集めています。
ニセコは2020年以降で口コミが減少していますが、コロナ禍で外国人利用客からの口コミ投稿数が減少したことが、理由の1つに挙げられます。
スキー場の口コミをポジティブ / ネガティブ別に見てみると…
直近(2021年12月〜2022年11月)1年間でスキー場65施設に寄せられた口コミ合計16,225件をすべて解析し、口コミコムの独自AIを用いてQSCA(品質(Quality)、接客(Service)、清潔感(Cleanliness)、雰囲気(Atmosphere))の4指標でエリア別にスコアリングしました。
【ニセコ】詳細コメントのAI分析

QSCAは”雰囲気”で100点満点となりました。「パウダースノ(ー)」「体験」など雪質の良さを絶賛する口コミが多く見られ、ニセコ人気の理由と言えそうです。初心者や子どもが「安心」して利用できる一方、上級者の利用客はゆるやかな「斜面」が物足りないと感じていることもうかがえます。
レポートでは、他エリアについても同様に分析しております。詳細は資料ダウンロードにてご確認ください。キーワード別に各地の傾向を比較してみると…
口コミコムを利用することで、口コミ内のキーワードの投稿回数だけでなく、そのキーワードが利用された文脈をAIが判定して、口コミを傾向として見ることができます。
”ゲレンデ”に関するキーワードを分析しました。全体的にポジティブな口コミが多く、どのブランドも“初級” “上級”いずれかにポジティブな口コミが集まっていることがわかりました。ニセコと白馬の「景色」は多くの利用客に支持されており、エリアの人気を支える一因となっています。
レポートでは、「雪質」「設備」についても分析しています。詳細は資料ダウンロードにてご確認ください。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
【6/24開催】集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり
競合店舗がひしめく中で、お客様に選ばれ続けるためには「単発的な集客施策だけでは不十分」と感じられている店舗事業者の方も多いのではないでしょうか?
集客力を最大化するには、「新規顧客の獲得」と「再来店の促進」この2つの視点を両立することが必要不可欠です。
本セミナーでは、店舗ビジネス向けメディア「口コミラボ」を運営する株式会社movと、セミカスタム型アプリパッケージ「App Publisher」を提供するエンバーポイント株式会社が共催し、
・新しいお客様を呼び込むための口コミ活用術
・お客様にリピートしてもらうためのアプリを活用したCRM戦略
について、それぞれ解説いたします。
新規集客・リピーター獲得に課題を感じている方は、ぜひご視聴ください!
<本セミナーのポイント>
- 新しいお客様を呼び込むための口コミの収集、活用方法が学べる!
- アプリを活用したリピーターを獲得するためのCRM戦略が学べる!
- 各企業の実例から”明日から使えるテクニック”が学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→集客の両輪を加速させる!新規とリピーターで“人が集まる”仕組みづくり【6/24開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!