グローバル旅行サービスプロバイダーであるTrip.comグループのジェーン・サンCEOは1月、中国の航空需要について「第3四半期に完全に回復する」との見方を示しました。
人気の目的地は、マカオや香港、台湾、タイなど東アジアを中心とした国・地域となっていますが、この中に日本は入っておらず、岸田首相が12月末以降に実施した水際対策が影響しているものとみられます。
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
Trip.comのCEO、世界経済フォーラムで中国の航空需要回復に言及
Trip.comグループのジェーン・サンCEOは、スイスのダボスで毎年1月に開催されている世界経済フォーラムに出席しました。
中国航空需要「第3四半期に完全に回復」
ジェーン・サンCEOはフォーラムで、中国での国内旅行は2019年の水準を超えており、中国への海外旅行の予約は3桁の成長を記録していると述べました。
Trip.comグループでは、航空会社のパートナーやホテル、空港とキャパシティを増やしながら回復計画を立てているとしました。
ジェーン・サンCEOはキャパシティが第1四半期に30%、第2四半期に60%、そして第3四半期には完全に回復するよう望んでいます。
入国制限撤廃で中国人の旅行需要急増
2022年12月26日に入国制限の撤廃が発表されて以降、Trip.comグループでは旅行の検索数と予約数の急増を確認しました。
中国の大手オンライン旅行サイトCtrip(シートリップ)では、2022年12月26日から2023年1月5日の期間中、その2週間前と比較して、中国本土からのフライト検索が83%、予約が59%増加しました。また発表翌日の12月27日には、シンガポールから中国本土へのフライト予約が、わずか一日で310%急増しました。
人気の目的地は、マカオや香港、台湾、タイ、オーストラリア、シンガポール、米国、マレーシア、イギリス、インドネシアなどとなっています。この中に日本は入っておらず、岸田首相が12月末以降に実施した水際対策が影響しているものとみられます。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
skift:Trip.com Group CEO Tells Davos Leaders Global Travel for China Will Be Back by Third Quarter
訪日ラボ 最新版セミナー&インバウンド情報まとめ
訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。
【インバウンド情報まとめ 2024年8月後編】7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に 他
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に8月のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→7月の訪日外客数329万人 中国がコロナ後初の1位に / 沖縄県の観光収入が過去最高に 人材確保の課題解決も【インバウンドまとめ 2024年8月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!