観光庁は3月10日、「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」2023年1月分のデータを公表しました。
この調査では国内の主要旅行会社43社およびグループ会社の商品取扱額を集計し、「(日本人の)海外旅行」「外国人(の日本)旅行」「(日本人の)国内旅行」の3つのカテゴリーに分けて公表しています。
1月の総取扱額は約1,729億円となり、2019年同月比では46.4%減となりました。
国内旅行は前月に比べ回復幅が減少しているものの、外国人旅行は水際対策の緩和措置等により徐々に回復しています。海外旅行は依然として取り扱いの少ない状況が続いています。
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主要旅行業者の1月の総取扱額は約1,729億円、2019年同月比46.4%減
「主要旅行業者の旅行取扱状況速報」の令和5年1月分のデータによると、主要旅行業者の総取扱額は約1,729億1,873万円となりました。
国内旅行の回復幅は前月に比べ減少も、外国人旅行は徐々に回復
国内旅行は1,267億1,885万円で、2019年同月比では28.9%減となりました。前月に比べ戻りの割合が減少しています。
海外旅行は2019年同月比で70.4%減の390億1,415万円で、依然として取り扱いの少ない状況が続いています。
いっぽう外国人旅行は同42.0%減の71億8,573万円で、水際対策緩和等により徐々に回復してきています。
旅行ブランド取り扱い状況
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱状況も発表されました。
1月分では国内旅行の取扱額は399億6,594万円で、2019年同月比で38.8%減まで回復しています。
海外旅行の取扱額は16億1,281万円(2019年同月比94.4%減)で、取扱人数は2019年同月比96.9%減の4,234人にとどまっています。
外国人旅行の取扱額は4,377万円で、2019年同月比89.3%減となっています。
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