ヨーロッパ観光委員会(ETC)は5月24日、気候変動への行動計画を発表しました。
おもな取り組みとして、2030年の中間目標を達成するために観光部門における二酸化炭素(CO2)排出量を年間7%削減することや、組織内に気候変動対策ワーキンググループを設置することなどが含まれています。
ヨーロッパ観光委員会(ETC)、気候変動への行動計画を発表
ETCは2021年に開催された「国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)」での気候変動に関する声明「グラスゴー宣言」に署名しています。この宣言に署名した団体は、2030年までに観光部門の二酸化炭素(CO2)排出量の半減と、2050年までのネットゼロを目指すこととなっています。
※ネットゼロ…大気中に排出される温室効果ガスと大気中から除去される温室効果ガスが同量でバランスが取れている状況のこと
このグラスゴー宣言を達成するため、ヨーロッパ観光委員会は気候変動への行動計画を発表しました。
2050年までのネットゼロに向けて
ETCは2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ(ネットゼロ)を目指し、欧州におけるNTOの統括組織としての役割を活用し取り組みを強化します。
気候行動計画には、2030年の中間目標を達成するため、年間7%排出量を削減するほか、組織内に気候変動対策ワーキンググループを設置するなどの取り組みが挙げられています。
ETCは観光業界における気候変動対策の先頭に立ち、世界レベルで気候変動対策を加速させていくとしています。
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<参照>
EUROPEAN TRAVEL COMMISSION:EUROPEAN TRAVEL COMMISSION LAUNCHES CLIMATE ACTION PLAN
アムンディ・ジャパン:パリ協定に始まった2050年までの「ネットゼロ」達成に向けて
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