今、世界で「サスティナブルツーリズム」が注目されています。日本語で「持続可能な観光」を意味し、自然環境や伝統文化を保全するとともに、多様な旅行者を受け入れられる環境を整備することで、観光地として持続的に発展していこうという考え方です。
この「サスティナブルツーリズム」には、ベジタリアン・ヴィーガンへの対応や、ハラールへの対応など、いわゆる「食の多様性」への対応も含まれます。しかし、どのように実践すればよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本セミナーでは、
- 「食の多様性」対応に詳しい専門家、フードダイバーシティ株式会社 守護彰浩氏
- ムスリムやベジタリアン、ヴィーガンで行列ができることで知られる名古屋の老舗味噌煮込みうどん店「大久手山本屋」の青木裕典氏
- 食の多様性対応を中心としたサスティナブルツーリズムを実践されている、人吉球磨観光地域づくり協議会の牧野恭子氏
をお呼びし、飲食店や自治体・DMOが知っておきたい「サスティナブルツーリズム実践セミナー」を開催します!
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セミナー概要
多様な外国人観光客の中には、日本人とは異なる食習慣を持つ方もいます。例えば、イスラム教徒(ムスリム)は「ハラール」といって、「豚肉を食べてはいけない」「アルコールを飲んではいけない」といった決まりのもとで暮らしています。また、ベジタリアンやヴィーガンは、「肉類を食べない」「動物性食品を食べない」といった基準をもって生活しています。もちろん日本人でもこうした食事をしている方もいるものの、多くの日本人にとっては馴染みのないものかと思います。多様な食習慣を持つお客様を受け入れるには、どういった取り組みが必要なのでしょうか。
そこで本セミナーでは、この問題に対する成功事例として、「大久手山本屋」「熊本県人吉球磨地域」の2事例をご紹介します。
名古屋の味噌煮込みうどん店「大久手山本屋」は、100年の歴史を誇る老舗店。常連客も多くいる中で新たに始めた「食の多様性」対応によって、ムスリム、ベジタリアン、ヴィーガンの方々にも愛されるお店となりました。老舗でありながら、新たな取り組みを始めた経緯と、その成果について掘り下げます。
人吉球磨観光地域づくり協議会は、2020年の熊本豪雨の被害を経て、持続可能な地域づくりを進めています。地産地消の食材を使ったベジタリアン・ヴィーガンのメニューを、多くの店舗で開発し展開するなど、地域で取り組むサスティナブルツーリズムについてお話しいただきます。
さらに、訪日ラボ コンサルティング事業部 部長の川西と、フードダイバーシティ株式会社 代表取締役の守護氏より、「食の多様性」対応やサスティナブルツーリズムの基礎・実践方法について解説。世界で注目されるサスティナブルツーリズムについて、1時間半でしっかり学べるセミナーとなっております!
本セミナーは、こんな方にオススメです
- 「サスティナブルツーリズム」「ウェルネスツーリズム」といった昨今の観光のトレンドについて知りたい方
- ムスリム(ハラール)、ベジタリアン、ヴィーガン向けのインバウンド対策について知りたい方
- 飲食店を運営されている方
- 自治体・DMOなどの観光地域づくりに関わっている方
タイムスケジュール
15:00〜15:15 インバウンド市場の最新動向、サスティナブルツーリズムの概要について
- 登壇者:川西 哲平(株式会社mov 訪日ラボ コンサルティング事業部 部長)
大学卒業後、新卒から通信・モバイルコンテンツ関連の業務に関わり2014年より大手通信事業者で訪日外国人向けのWi-Fiアプリケーションの立ち上げから宣伝、 販促を担当。当時未成熟市場であった訪日外国人へのプロモーションを各国で積極的に実施し、累計200万ダウンロードを突破させ当時日本で最大規模の利用者数へと成⻑させる。また、全国の自治体や官公庁へWi-Fiの接続データとGPSデータを利用したビックデータのセミナー、 広告のアライアンス・企画・販売にも従事。現在は株式会社movで大手企業や官公庁へのコンサルティングを行う。15:15〜15:30 訪日旅行再開後の「食の多様性」対応の市場及び実践方法、サスティナブルツーリズムとの親和性
- 登壇者:守護 彰浩(フードダイバーシティ株式会社 代表取締役)
千葉大学卒。2006年に世界一周を経験後、2007年楽天株式会社に入社。2014年、多様な食文化に対応するレストラン情報を発信するためにフードダイバーシティ株式会社を創業。ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、コーシャ、グルテンフリー、アレルギーなどの事業領域にて、全国自治体・行政と連携しながら普及のための講演活動、及び集客のための情報発信を行う。2020年には総理大臣官邸で開催された観光戦略実行推進会議にて、菅総理大臣に食分野における政策を直接提言した。
15:30〜15:45 大久手山本屋が実践する、飲食店における「食の多様性」対応の取り組みについて
- 登壇者:青木裕典(有限会社山本屋5代目)
1990年 名古屋市出身(愛知県立瑞陵高校 中京大学心理学部卒) 2013年 大学院在学中、ITベンチャー企業 SORABITO株式会社の創業に関わり、建設機械業界のマーケティング、営業を担当。 2015年 家業である有限会社山本屋(大正14年創業)に入社し、創業100年の家業をさらに持続可能なものにしていくために、5代目としての攻めと守りをテーマに活動している。 食品、マーケティング、まちづくりの分野で名古屋大学など各大学、名古屋市役所、愛知県庁などの行政機関、クラーク国際高校や各種NPO団体での登壇、自社におけるSDGsの取り組みなども発信している。最近は特に食の多文化共生対応の重要性を発信している。趣味はHIPHOP。15:45〜16:00 人吉球磨地域における「食の多様性」対応を中心としたサスティナブルツーリズムについて
- 登壇者:牧野 恭子(一般社団法人人吉球磨観光地域づくり協議会 インバウンド事業マネージャー)
16:00〜16:30 質疑応答
セミナーの最後に質疑応答のお時間を設けております。以上の通り、大変充実した内容のセミナーとなっております。インバウンド対策にご興味のある方や、すでにインバウンド対策を実施されていてさらに広げていきたいという方、ぜひご参加ください!
開催概要
- 主催:株式会社mov(訪日ラボ運営会社)
- 日時:2023年7月4日(火)15:00〜16:30
- 場所:オンライン(Zoom)
- 参加費:無料
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中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。
今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。
今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国SNS「RED(小紅書)」最新情報セミナー:訪日ラボ社内勉強会の内容を特別に公開します【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.6】
【インバウンド情報まとめ 2024年11月前編】UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に11月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→UberEats ロボット配達開始、万博需要見すえ大阪で:インバウンド情報まとめ【2024年11月前編】
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