政府は6日、国内外における観光客の増加を受け、オーバーツーリズム対策会議を開催しました。
今回は第1回ということで、課題解決に向けた具体的な方法案の検討には至らず、まずは日本国内の観光需要の動向や、日本・海外で起きているオーバーツーリズムの現状についてまとめる形となっています。
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過度な観光客の増加による問題
急速な観光需要の高まりに伴い、一部の地域や時間帯においては、過度な混雑やマナー違反により、各方面でさまざまな影響が生じています。

各国のオーバーツーリズムの例
過去にはスペイン・バルセロナで多数の観光客により混雑や景観破壊が引き起こされました。こうした事態を受け、観光地の事前予約制や時間ごとの人数制限の導入といった対策を講じているそうです。
また、スイス・ツェルマットでは電気自動車や馬車での移動を推進するなど、リゾート地ならではの対策を進めています。

これまでに行われたオーバーツーリズムへの対策は?
観光客の増加に伴い、日本国内でも既にいくつかの対策を実施しています。
- 外国人にもわかりやすい形でのマナー啓発
- 訪問者に対して環境保護等を目的とした入域料(任意)を設定
- 混雑状況をエリア別・時間帯別に可視化し、観光客の密集を防止
一方で、まだまだ地域によっては今後のオーバーツーリズム発生に不安が残るのも事実。観光産業が地域やその住民の迷惑とならないよう、行政主導で根本的な解決を進めていくことが期待されます。

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<参照>
観光庁:オーバーツーリズムの未然防止・抑制に関する関係省庁対策会議
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