エイチ・アイ・エス(HIS)は、大阪発祥の無形文化遺産である「文楽」とデジタルアートを融合したインバウンド向けツアーを発売しました。
日本の伝統芸能と現代技術を融合することで、訪日観光客に感動的な体験を提供できるとしています。
実施期間は2023年11月4日~26日で、販売はHISの海外支店を窓口とし、さらにHISの訪日WEBサイトにて取り扱うとのことです。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
HIS、「文楽」とデジタルアートを融合した新しい体験ツアーを提供
エイチ・アイ・エス(HIS)は文化庁、国立文楽劇場などと提携し、伝統芸能「文楽」とデジタルアートを融合させたツアーを訪日観光客向けに提供します。観光庁による「観光再始動事業」の採択を受けています。
「文楽」は日本を代表する伝統芸能のひとつで、物語の情景や人物の心情を“人形浄瑠璃”と呼ばれる人形で表現する芸能。舞台には太夫(たゆう)と呼ばれる語り手が登場し、物語を語り、三味線弾きが音楽を演奏します。
ひとつの人形を三人で操り、視覚的に物語が表現されます。文楽は時代を超えて深い感動を与えており、1955年に国の重要無形文化財に指定され、2008年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。

食べ歩きと文楽を組み合わせたツアーなど提供、11月4日から26日まで
実施期間は2023年11月4日から26日までで、場所は国立文楽劇場。ツアーの内容は以下です。
- 大阪散策+文楽劇場立ち寄りプラン(公演の観劇なし)
- 大阪の食べ歩き&文楽鑑賞 ウォーキングツアー(20分の短い公演観劇付き)
- 大阪の食べ歩き&文楽鑑賞(特別写真撮影付き)&神戸牛ディナー
- 文楽鑑賞(特別写真撮影付き)
国立文楽劇場でデジタルアートを展示
国立文楽劇場の1階ロビーにて、文楽の世界観を演出するデジタルアート作品が無料で観覧できるのも魅力のひとつです。
たとえば『デジタル大床本(だいゆかほん)』では、文楽の物語がプロジェクションマッピングで投影され、観光客が物語の語り手になる感覚を楽しめます。『なりきり人形遣い』は、実際に人形を操作しているような疑似体験ができます。
訪日観光客に日本の伝統と現代の融合を通じた魅力的な体験を提供し、文楽とデジタルアートの新たな世界を探求する機会となります。

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<参照>
株式会社エイチ・アイ・エスプレスリリース:大阪発祥の無形文化遺産「文楽」をデジタルアートでわかりやすく楽しむ 国立文楽劇場を含むインバウンド向けツアー発売
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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