財務省が10月10日に発表した8月の国際収支統計(速報)によれば、8月の旅行収支は2,582億円の黒字でした。
旅行収支とは、訪日外国人による日本での消費額から、日本人旅行者の海外での消費額を差し引いたものです。8月としては過去最高の黒字額で、コロナ前の2019年同月比でも約1.6倍と大きく増加しています。
インバウンドの回復と円安により収入が増えた一方、日本人の海外旅行が少なく、支出が少なかったことも影響しています。
旅行収支、2019年比1.6倍で8月としては過去最高に
財務省が10月10日に発表した8月の国際収支統計(速報)によると、8月の旅行収支は2,582億円の黒字で、比較可能な1996年以降、8月の最高額となっています。
前年同月の約12倍で、コロナ前の2019年同月と比べても約1.6倍と大幅に増加しています。
インバウンドの回復と円安が影響か
JNTO(日本政府観光局)によれば8月の訪日外国人数は約215万人で、コロナ前の2019年同月比で85.6%まで回復してきています。
8月の出国日本人数は約120万人で、2019年同月比で43.1%減。訪日外国人が本格的に戻ってきているいっぽうで、円安による影響もあり日本人の海外旅行がまだまだ少ないことも、旅行収支に影響していると考えられます。
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<参照>
財務省:国際収支の推移
JNTO:訪日外客数(2023 年 9 月推計値)
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