千葉県、宿泊税導入を検討 ライドシェアにも言及

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10月、千葉県の熊谷俊人知事が行った定例記者会見で千葉県の観光振興戦略について発表されました。

知事は「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」の設置を発表し、宿泊税の導入を検討している件について言及しました。

また、千葉県内でのライドシェアの可能性や導入に向けた計画について質疑が行われました。

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千葉県、宿泊税の導入を検討

千葉県の熊谷俊人知事は、10月19日に行われた定例記者会見で「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」について言及しました。

災害や感染症によって大きな打撃を受けた千葉県の観光業は少しずつ回復しているものの、人手不足などによって需要増加に十分に対応できていない事例があると述べました。

こうした状況を踏まえ、産学官の有識者からなる「千葉県の新しい観光振興に向けた研究会」を設置し、目指すべき方向性などについて検討していくとしています。

具体的な策のひとつとして、宿泊税の導入について言及しました。宿泊税はすでに東京都京都市金沢市大阪府福岡県などで導入されています。

この取り組みを通じて、千葉県は観光・宿泊業界の課題の解決と新たな展望のもと、地域の幅広い産業と連携して発展していく方針です。

ライドシェアにも言及

千葉県内でのライドシェアの可能性や導入に向けた計画についても質疑が行われました。

ライドシェアは観光地域でのタクシー不足を解消する手段として考えられています。成田空港周辺では訪日観光客の増加に伴って交通の需要が高まっており、ライドシェアがその需要に応える可能性があるとされています。

ただし、ライドシェアの安全性を確保することが大前提であり、その点についても議論が行われています。

ライドシェアと関連して、成田空港周辺で「白タク(編集部注:自家用車をタクシーとして使うこと)」が増加している問題にも触れられました。

熊谷俊人知事は「白タクについては警察などが対応していますが、実態を把握しづらく苦慮しています」とコメントしたうえで、「技術が進歩するなか、移動手段についてもある程度柔軟に、社会として、行政として認め、対応していくしかない」と、ライドシェアについて前向きな姿勢を示しました。

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<参照>

千葉県:知事定例記者会見(令和5年10月19日)概要

東京都主税局:宿泊税
京都市:宿泊税について
金沢市:宿泊税について
大阪府:大阪府の宿泊税
福岡県:宿泊税の概要について

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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