訪日ラボでは5/31、「地域に眠る観光資源の『磨き上げ』、結局何をしたらいいの?インバウンド向け観光コンテンツの専門家5名が徹底議論!」と題したセミナーを開催します。
観光・インバウンド領域のレジェンドが集まる本セミナーには、すでに過去最高水準の申込者が集まっております。そこで今回、セミナーの見どころも含め、登壇者の方々に事前インタビューした特別企画をお届けすることにいたしました。ぜひセミナー開催まで本記事をお読みいただきながら、楽しみにお待ちいただければと考えております。
第一弾として、インバウンド人材育成に特化した研修・講演やYouTubeチャンネルのプロデュースなどを行うとともに、自身も登録者数15.7万人のYouTuberでもある株式会社ライフブリッジ 代表取締役の櫻井亮太郎氏にインタビューいたしました。

<プロフィール>
株式会社ライフブリッジ 代表取締役 櫻井 亮太郎
仙台市出身。中学卒業後、渡米。英国リッチモンド大学卒業。10年間の海外生活を経て1999年に帰国。外資系銀行、証券会社でキャリアを積み、2006年故郷仙台で株式会社ライフブリッジを設立。全国でインバウンド人材育成に特化した研修・講演を行う傍ら、登録者300万人※のYouTubeチャンネル「Abroad in Japan」の地方創生系動画を主にプロデュース。
2020年4月には自らもYouTubeチャンネル「Ryotaro's Japan」を開設。登録者数15.7万人※のYouTuber、そしてフォロワー数7.2万人※のインスタグラマーとして、多くの観光プロモーションに携わっている。※登録・フォロワー数は2024年1月現在
また近年はそのインバウンドにおける豊富な経験と強い情報発信力を用いて「聖地・岩船山爆破体験ツアー」、「蔵王キツネルーム」等、インバウンド向けツアーの企画・造成・コンサルティング・PRを一気通貫に行っている。 内閣府クールジャパンプロデューサー、一般社団法人宮城創生DMO会長、宮城ワーケーション協議会共同代表。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
海外で「バズる」動画コンテンツのテーマ・魅せ方とは
ーー櫻井さんはYouTubeチャンネルを運営・支援されているかと思いますが、最近の外国人に刺さりやすいテーマはどういったものでしょうか。
英語で「Off the beaten path("多くの人には知られていない" の意)」 と呼ばれる、"日本人しか知らない"地、そしてそこにある物語が刺さりやすいですね。
また灯台下暗し的なところでは、日常の食事、仕事の仕方、生死観、結婚観等、日本人の普段の生活にも、特に高い興味を示しています。
ーー日本人の生活そのものや、日本人だけが知っている穴場などが「本物」として注目されているのですね。
動画や記事を発信する際、「バズる」ためにタイトルのつけ方で工夫するとしたら、どういった魅せ方が考えられますか。
たとえば刺さりやすいタイトルという意味では、「24 Hours in Sendai」、「 3 things you must eat in Hokkaido」等、「数字」を入れること。
さらには「The smallest hotel in Japan」、「 The most expensive train in Japan」 等、「最も」を動画のタイトルに加えるとクリックされやすいです。
相手のバックグラウンドを知ることがガイドには必要
ーー最近、外国人向けのツアーができる通訳ガイドをはじめとして、さまざまな人材が不足していると聞きます。地域に必要なインバウンド人材を育成する、もしくは自分がなりたいといった場合、大切なことは何でしょうか。
通訳ガイドなど、実際に外国人を受け入れるインバウンド人材となるためには「(自分たちとの)比較」が重要だと思います。
ターゲット国の歴史、文化、風習等と、自分たちの地域とを比較できると、たとえばガイドをする際にそれが話題のタネとなります。
そのためにも、我々はもっと旅をすべきです。
ーー良さを伝えるためには、まずは自分が体験すべきだということですね。
はい。旅先を五感で味わうことで、旅行者の気持ちも身をもって理解することができるようになります。
他に、コンテンツ造成で大切にしているのは「参加者の夢をかなえさせる」こと。
特に地方では不特定多数をターゲットにするのではなく、強い興味や趣味趣向を持つ人々に高い満足感を与え、高単価・高付加価値なツアーを複数のジャンルで持つことが必要ではないかと思っています。
【5/31開催】「地域の観光資源の磨き上げ」セミナーに櫻井氏も登壇。見どころは?
ーー訪日ラボでは5/31、インバウンドの地方誘客に向けた「観光資源の磨き上げ方」がわかるセミナーを開催いたします。櫻井さんにも登壇いただきますが、本セミナーではどういったことを解説いただけるのでしょうか。
当日は、インバウンド向け情報発信のコツやインフルエンサーの正しい使い方、売れるインバウンド接客についてお話しします。
また、インバウンドビジネスにおける語学の不必要性なども解説していきますので、お楽しみに。
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31日開催の本セミナーでは、食体験やツアー造成、アクティビティ、アドベンチャートラベルなどを専門とし、第一線で活躍するスペシャリストたちが登壇します。
参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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