訪日ラボでは5/31、「地域に眠る観光資源の『磨き上げ』、結局何をしたらいいの?インバウンド向け観光コンテンツの専門家5名が徹底議論!」と題したセミナーを開催します。
観光・インバウンド領域のレジェンドが集まる本セミナーには、すでに過去最高水準の申込者が集まっております。そこで今回、セミナーの見どころも含め、登壇者の方々に事前インタビューした特別企画をお届けすることにいたしました。ぜひセミナー開催まで本記事をお読みいただきながら、楽しみにお待ちいただければと考えております。
最終回・第四弾は、インバウンド向けサステナブル&アドベンチャートラベルを扱うランドオペレーターとして、東北地方を中心に活動する株式会社イン・アウトバウンド東北 代表取締役の西谷雷佐氏にインタビューいたしました。

<プロフィール>
幼少期よりボーイスカウト活動に取り組み、米国大学在学中はバックパッカーとして48州を放浪し多くの国立公園を巡る。2012年、着地型旅行会社「たびすけ」を創業。「短命県体験ツアー青森県がお前をKILL」等、地域特性を捉えたユニークなツアーを多数企画。2018年、仙台市に拠点を移し「株式会社インアウトバウンド東北」を創業してインバウンド向けサステナブル&アドベンチャートラベルに注力。東北のランドオペレーターとして「作って・売って・受け入れる」を実践すると同時に、全国で地域資源の磨き上げやガイド人材育成などのコンサルティングを行っている。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
地方でもインバウンド誘客にチャンスはあるのか
ーー観光庁のデータなどを見ると、現状インバウンドはゴールデンルート(東京〜京都)に集中している状況もみられますが、地方がインバウンドで盛り上がってきているという実感はあるのでしょうか。
コロナ前の2019年頃は、訪日旅客全体(約3,188万人)の3%ほどしか東北を訪れていなかったんです。その時に比べると、少しずつ増えている実感はあります。
海外のエージェントと商談をしていても、コロナ前は「ゴールデンルートにしかいかないよ」と言われる事が多かったけど、最近は「ゴールデンルートの他に5日くらい地方に行きたい」という相談を受ける事が増えました。東北に限らず、地方は今とってもチャンスだと思います。
東北エリアで外国人に人気の体験ツアーとは
ーー東北エリアを訪れる観光客が増加しているとのことですが、今、外国人に人気の体験ツアーや観光コンテンツはどういったものなのでしょうか。
今年の春は、弘前のお花見ランチが大人気でした。地元の人と同じように桜の木の下で宴会をして、祭囃子の演奏を聴いて、参加費ひとり4万4,000円。他にはマグロを解体して寿司を握る体験も人気です。
また、東北には「みちのく潮風トレイル」という1,000キロを超えるロングトレイル(※距離の長いハイキング道)があるのですが、ここを歩きたいという問い合わせも多く、荷物配送やガイド手配などのニーズが高まっています。
【5/31開催】「地域の観光資源の磨き上げ」セミナーに西谷氏も登壇。見どころは?
ーー訪日ラボでは5/31、インバウンドの地方誘客に向けた「観光資源の磨き上げ方」がわかるセミナーを開催いたします。西谷さんにも登壇いただきますが、本セミナーではどういったことを解説いただけるのでしょうか。
先ほどお話ししたようにインバウンドにチャンスがあるとはいえ、地域との合意形成や販路形成、組織としての人材育成など課題はたくさんあります。
私は自分自身でツアーを作って、自分で売って、自分でガイドしているプレイヤーであることが強みです。いろいろな事例と合わせて、そのプロセスにおける課題をどのように解決していったかについて、参加者の皆さんに経験をシェアできればと思います。
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31日開催の本セミナーでは、食体験やツアー造成、アクティビティ、アドベンチャートラベルなどを専門とし、第一線で活躍するスペシャリストたちが登壇します。
参加をご希望の方は、こちらからお申し込みください。
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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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