観光庁は、「観光現場におけるICTサービス等利活用促進事業(実証事業)」の公募を開始しました。募集期間は9月13日(金)17:00までです。
本事業の目的は、地域の関係者と、地域の課題・ニーズに対応するインバウンドベンチャー* の連携強化にあります。特に地方部において、ICTサービス等の利活用を検討している地域の方は要チェックです。
* インバウンドベンチャー…観光庁に選定された、地方の観光現場におけるインバウンド対応の課題を解決する企業
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
観光現場に先進的なサービスが求められている理由
観光庁は、地方部は人的資源が少なく、かつ周遊・観光エリアが広域に渡るため、訪日外国人観光客の地方郡への周遊促進・消費拡大を促進するには、ICTをはじめとする先進的サービスの導入が重要としています。
本事業の概要
本事業は地域とインバウンドベンチャーの連携を強化するため、観光現場におけるICT等を活用した先進的サービスの実証実験を行います。採択された地域では、実証事業の磨き上げから実装する過程まで、地域に伴走者を派遣し、伴走支援を実施します。
本事業に参画することで、採択地域は、インバウンドベンチャーとの連携によりICTサービスの基盤を強化することに繋がり、地域の観光課題を解決することが期待されます。また、インバウンドベンチャーにとっても、サービスの実装事例を積み上げることで成果の充実度を高め、他地域でのソリューション活用の可能性が高まります。
募集要項について
本事業の対象となる実証事業は以下7種類となっています。
- マナー啓発等を目的とした情報発信・多言語対応
- 予約・決済、通信環境の整備
- 混雑対応
- 二次交通の円滑な利用
- 周遊促進 災害等非常時対策
- 情報収集・分析、マーケティング関連
- その他受入環境の向上を目的としたサービス導入
また、募集期間は2024(令和6)年7月19日(金)〜9月13日(金)17時必着となっています。
ベンチャーピッチの合同イベントも開催
本事業の募集締切に先立ち、観光庁は地域とインバウンドベンチャーとの連携事例や課題・成功ポイントに関するセミナー、および観光現場の課題に対応するICTサービス等を提供する事業者(インバウンドベンチャー)によるベンチャーピッチの合同イベントを開催します。
地域とインバウンドベンチャーとのマッチング支援も行うとのことですので、本事業の申請を考えている方はご確認ください。
- 開催日時:
- 第1回 2024年8月21日(水)13:30~15:30
- 第2回 2024年8月22日(木)13:30~15:30
- 第3回 2024年8月23日(金)13:30~15:30
- 開催形態:オンライン(Zoomウェビナー)
- 対象者:行政・DMO・観光関連事業者・インバウンドベンチャー 等
- プログラム:
- 第1部 地域事例紹介、地域とインバウンドベンチャー連携のポイント紹介
- 第2部 インバウンドベンチャーによるピッチトーク
- 詳細はこちらからご確認ください
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<参照>
観光現場におけるICTサービス等利活用促進事業(実証事業)の公募を開始します!これに先立ち、セミナー・ベンチャーピッチ合同イベントを開催します!
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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