KDDI株式会社は8月7日から、在留外国人が訪日外国人に、同じ母国語で日本の店舗情報を紹介するサービス「KAMOkamo(カモカモ)」の提供を開始しました。第一段階として、中国で人気のメッセンジャーアプリ「WeChat」内で提供開始されています。
本サービスを通じて、訪日外国人は在留外国人からおすすめの店舗情報を母国語で確認でき、気に入った店舗があれば海外から店舗予約・事前決済まで行うことができます。
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
在留外国人発の情報が課題解決の糸口に
近年、訪日外国人旅行者が大幅に増加する中で、旅行前・旅行中に参考にできる情報は不足しています。その結果、特定の観光地や店舗に観光客が集中してしまい、オーバーツーリズム発生の要因にもなっています。
一方、日本に住む在留外国人も増加傾向にあります。本サービスは、在留外国人が持つ「日本に関する知識」「言語力」「知人ネットワーク」を活用し、外国人旅行者に情報発信する仕組みを作ることで、前述した課題の解決を図るものです。
「KAMOkamo」3つの主な機能
本サービスは以下3つの機能から構成されています。1.日本国内の飲食店や美容サロンを厳選して紹介
厳選した優良店によるラグジュアリーな体験を提供する「OZmall」を運営するスターツ出版株式会社と連携し、外国人旅行者が安心して利用できる店舗を掲載します。
2.外国人旅行者が母国語で紹介された日本情報を確認可能
在留外国人は、「カモカモアフィリエイター」として外国人旅行者向けに母国語で店舗を紹介。日本のサイト閲覧が困難な中国人観光客もいますが、そういった層にも「WeChat」内で日本の店舗情報を中国語で提供することができます。
3.外国人旅行者が海外から日本の店舗予約と事前決済が可能
海外にいながら日本の店舗の予約や、「WeChat」内の決済機能「WeChat Pay」で事前の決済も可能になっています。
紹介した店舗を外国人旅行者が利用すると、紹介した在留外国人はAmazonギフト券の報酬を受け取ることができるということです。
今後は対象国を拡大予定
同社は今後について、サービスの対象国を拡大していく方針を掲げています。また、「飲食」「美容」に加えて、今後は「ショッピング」や「エンターテイメント」といったジャンルの情報追加も予定されています。
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<参照>
KDDI株式会社:在留外国人が訪日外国人に日本の情報を発信するサービス「KAMOkamo」を提供開始
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
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詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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