Instagramは世界で20億人ほどのユーザーがいるといわれています。一眼レフカメラで撮った風景からスマートフォンで撮影した日常の一コマまで、あらゆる写真を手軽に共有できるため、とくに若年層を中心に人気です。
Instagramは企業や事業者が集客を実施するのに最適な媒体でもあります。ターゲットとする顧客が興味を持つような写真や動画を掲載することで、多くのターゲットに見てもらえる可能性が高まります。
近年では訪日外国人観光客の増加に伴い、インバウンド市場への対応策としてもInstagramを活用したプロモーションが注目を集めています。
今回は、Instagramで集客することのメリットや集客のポイントを紹介します。
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Instagramが集客に効果的といわれる理由
まずは、Instagramが集客に効果的といわれる理由を3つ紹介します。
世界中に幅広いユーザーが存在
世界の統計レポートを提供するDataReportalの「Digital 2024 Global Overview ReportI」では、Instagramは世界中で20億人のユーザーがいると報告されています。
また、日本政府観光局(JNTO)が発表している「訪日旅行データハンドブック2023」によれば、外国旅行の情報収集をする際に使うオンライン媒体として、Instagramと答えた割合は韓国で28.3%、台湾で25.4%、香港で28.9%でした。
タイやシンガポールでも20%以上、フィリピンでは47.4%、インドネシアにおいては64.2%にのぼるなど、多くがInstagramを使って外国旅行の情報収集をしています。
インバウンド客を集客するためにも、Instagramを活用した集客は有効といえるでしょう。
多くのリーチが期待できる
Instagramには、写真や動画の投稿だけでなくストーリーズ(通称「ストーリー」)という機能があります。
ストーリーは24時間経つと消えるため、フォローしているアカウントのストーリーを見ようと、ユーザーはInstagramに定期的にアクセスする傾向にあります。そのため、他のSNSと比較してアクティブ率が高く、多くのリーチが期待できるSNSであると言えます。
インサイトでフォロワー情報などを把握できる
Instagramには、個人用アカウントとは別に「プロアカウント」があり、プロアカウントではインサイトを閲覧できます。
プロアカウントは「ビジネスアカウント」と「クリエイターアカウント」の2種類あり、一般的に企業は「ビジネスアカウント」、個人の場合は「クリエイターアカウント」を選ぶケースが多く見受けられます。
プロアカウントで提供されている「Instagramインサイト」では、以下のデータを確認できます。
- アカウントのフォロワー数推移
- 男女比、年齢層
- アクティブな時間帯
- 人気のあった投稿
Instagramインサイトのデータを活用することで、フォロワー数を増加させたりエンゲージメントの高い投稿をするための戦略などが立てられます。
Instagram集客で押さえたい3つのポイント
Instagramで集客を実施する際には、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。ここでは、「ビジネスアカウントの作成」「ターゲットの選定」「投稿の統一感」の3点について解説します。
ビジネスアカウントを作成
Instagramで集客する際に最も重要なのが、ビジネスアカウントへの切り替えです。
ビジネスアカウントでは先述したInstagramインサイトが利用できるほか、ビジネスプロフィールが設定できます。ビジネスプロフィールでは店舗の情報や電話番号、メールアドレスがアカウントのプロフィール欄に「連絡先」として掲載できるため、Instagramで獲得した顧客を直接実店舗や自社サイトへ誘導できます。
ターゲットとなる顧客層を決めておく
集客にあたっては、ターゲットの選定が大切です。
Instagramのおもな利用者は若年層や女性ですが、男性の利用者も年々増えつつあります。ほとんどの場合、Instagramを用いた集客には効果が期待できますが、ターゲットとなる年齢層や性別におけるトレンドなどを取り入れることで、より効果の高い集客へとつながるでしょう。
また、実際に商品の購入やサービスの利用にはつながりにくいものの、「いいね!」やコメントをしてくれそうな集団をあわせてターゲットにするのも戦略のひとつです。
投稿に統一感を持たせて“世界観”を形成
Instagramの投稿で、最も重要なのは写真や動画の統一感です。
Instagramでは、食べ物や風景など、ある種類の写真や動画だけを投稿するアカウントが好まれる傾向にあります。ターゲットの数を増やしすぎて、あらゆる種類の投稿を乱発してしまうと、フォロワーの増加にはつながりません。
また、写真の色合いや雰囲気などを統一させることも重要です。スマートフォンの画像加工アプリを利用することでさまざまな色合いや雰囲気に写真を加工できるため、これらのツールを上手く利用できるかがInstagram集客の鍵となるでしょう。
あわせて、毎回決まったオリジナルのハッシュタグを付けることで投稿を追いやすくしたり、関連のあるハッシュタグの中でも投稿数の少ないものを選んだりすることで、多くの投稿に埋もれる事態を避けられます。
Instagramを活かして効果的な集客を
Instagramは、写真や動画をメインに据えたプロモーションに最適な集客ツールです。ビジネスアカウントを作成することで自社サイトへの誘導を容易にできたり、利用者の統計資料をプロモーション戦略に活かせます。
またInstagramで集客する際は、ターゲットの選定と投稿写真の統一を心がけると良いでしょう。
ターゲットの選定や投稿の統一は重要ですが、これらの必要事項を着実に守ることで高い集客効果が期待できます。
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<参照>
DataReportal:Digital 2024 Global Overview ReportI
日本政府観光局(JNTO):訪日旅行データハンドブック2023
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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