Agoda(アゴダ)は、ホテルや宿泊施設を簡単にオンラインで予約できるサービスで、ウェブサイトやアプリから手軽に予約が可能です。
現在、Agodaには世界中で450万軒以上、日本国内でも5万軒以上の宿泊施設が登録されています。特に最近は、東南アジアを含む多くの外国人旅行者が日本を訪れており、宿泊施設をAgodaに掲載することで集客が期待できます。
Agodaでは、ホテルや旅館のほか、アパートメント、バケーションレンタル、プライベートヴィラ、バンガローなど、さまざまなタイプの施設が掲載されています。
さらに、各宿泊施設の詳細ページでは、宿泊プランや空室状況の確認だけでなく、実際に利用した人の口コミも詳細にチェックできる点が特徴のひとつです。
この記事では、Agodaの特徴や評判、そして宿泊施設事業者がAgodaをどのように活用できるかについて詳しく解説します。
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Agoda(アゴダ)とは?
Agodaはシンガポール発のオンライン宿泊予約サイトで、東南アジアを中心に450万軒以上、日本国内でも5万軒以上の宿泊施設が登録されており、2024年12月現在、39の言語で利用可能です。
月間ユーザー数は4,000万人を超えるなど、人気の旅行予約サイトのひとつとして知られています。
Agodaの評判は
Agodaは世界的なOTA(オンライン・トラベル・エージェント)である「Booking.com(ブッキングドットコム)」を手掛けるブッキング・ホールディングスのグループ会社です。
世界的な知名度を誇るグループが手掛けるAgodaですが、インターネット上では消費者からの不満の声も確認できます。プランに設定されている宿泊価格の設定と実際の支払い料金に相違があるケースや、キャンセル条件が分かりにくいケースなどが影響しているようです。
宿泊料金は各国の税金やクレジットカードの支払いが確定するタイミングのレートが関係してくるため、注意書きをしっかり確認する必要がありそうです。
Agodaの口コミ機能
Agodaには宿泊者からの口コミが10点満点の評価とともに投稿されています。
ゲストは、「施設の状態/清潔さ」「サービス」「施設・設備」「お部屋の快適さ・クオリティ」「ロケーション」「コスパ」の6つの項目を1~5で評価し、アゴダがこれらの全体的な評価点の平均を1~10で計算し、施設ページで全体のクチコミ評価として10点満点で表示します。
宿泊施設に対する口コミの投稿件数と総合評価は、検索結果の「クチコミ」から確認できます。
シーン(ビジネス・グループ・カップル・1人旅など)別や宿泊した部屋のタイプ別の口コミが確認できるのも特徴のひとつです。
さらに、日本語や英語、韓国語、繁体字、簡体字などさまざまな言語の口コミも確認できるため、訪日外国人観光客にとっても参考になるでしょう。
Agodaに宿泊施設を掲載するメリット
自施設の情報をAgodaに掲載することでどんなメリットがあるでしょうか。メリットを7個紹介します。
1. 無料で掲載できる
Agodaに掲載するメリットとして、登録や掲載料が無料という点が挙げられます。
費用はユーザーからの予約が確定した場合にのみ手数料という形でかかります(手数料率は国や都市によって異なります)。成果が発生した時のみ料金が発生する仕組みのため、無駄なコストが発生しません。
2. アジア圏、特に東南アジアからの集客効果が高い
Agodaはアジアに多くの拠点を持つ企業で、アジア圏における知名度が高いオンライン旅行サイトです。全世界で450万軒以上、日本国内でも5万軒以上の宿泊施設が登録されているといわれています。
これに加えて登録ユーザー数が多いことも強みで、訪日外国人の多くがアジアからの観光客を占めている昨今において、Agodaの集客力は宿泊施設にとって魅力といえます。
3. JTBとの連携で集客を強化できる
2019年4月より、インバウンド需要もふまえてAgodaは日本の最大手旅行会社であるJTBと業務提携を行っています。
業務提携は、AgodaとJTBサイトの日本宿泊施設の取り扱い数や販売客室数を拡充することを目的としており、Agodaの持つ技術力・マーケティング力とJTBの持つ日本国内の販売ネットワークを合わせて事業を展開することで、国内外の旅行者が日本全国の宿泊施設情報へアクセスしやすくなるというメリットもあります。
<参照>
Agoda:アゴダ、JTBとの業務提携に合意
4. 口コミ集客を期待できる
Agodaの大きな特徴のひとつは口コミの充実度です。各宿泊施設の口コミページには、以下の6つの評価項目があります。
- 施設の状態/清潔さ
- サービス
- 施設・設備
- お部屋の快適さ・クオリティ
- ロケーション
- コスパ
多角的な評価が見られるため、利用者は施設の詳細をより具体的に把握できます。
口コミ評価項目が充実していること、宿泊者のリアルな口コミ投稿が多く掲載されていることから、口コミに対するユーザーの信頼度も高く、口コミを多く集めることで集客につながると考えられます。
5.「カスタマー・レビュー・アワード」受賞で訴求効果を高められる
Agodaでは過去1年間において特に高い評価を得ている宿泊施設に対して「カスタマー・レビュー・アワード(クチコミアワード)」を授与しています。
アワードを受賞することでユーザーからの信頼を得られるでしょう。
6. 「ポイントマックス」でユーザーにもメリット
Agodaがユーザーを惹きつける要因のひとつに、「ポイントマックス」という特典プログラムがあります。ユーザーはAgodaで宿泊予約をすると、提携企業が提供するマイルやポイントを獲得できます。
Agodaで宿泊予約をすることでユーザーにもメリットがあるため、宿泊事業者がAgodaに登録することで、予約のチャンスが大幅に広がるでしょう。
7. 多言語対応ができる
Agodaに掲載するだけで、施設情報から予約完了まで多言語での対応が可能です。また、日本語対応のカスタマーサポートも用意されているため、宿泊事業者も安心して利用できるでしょう(日本時間での対応は 9:00-21:30)。
Agodaに掲載するデメリット
Agodaに宿泊施設の情報を掲載することは多くのメリットがありますが、デメリットも知っておくと安心です。おもなデメリットを2つ紹介します。
1. リピーターの囲い込みが難しい
掲載されている宿泊施設が多すぎるため、リピーターの囲い込みが難しいことがデメリットに挙げられます。
事業者は、施設利用時の満足度向上を図るとともに、良い口コミを集めたり、施設情報を魅力的に見せたりすることが重要です。
2. 一部の利用者からは不満の声も
Agodaに掲載されている口コミの中には、「予約のキャンセルが正常に行われなかった」「途中から仲介会社が変更になった場合に二重で引き落としがかかってしまった」などといったトラブルが報告されています。
しかし、これはAgodaに限ったことではなく、そのほかの旅行予約サイトでも同じことがいえるでしょう。
Agodaに施設を掲載する方法
Agodaに宿泊施設を登録する手順はとてもシンプルです。以下の4ステップだけで施設を掲載できます。
1. アカウント登録
まずは「Agoda公式サイト」で無料のアカウントを作成します。「メンバー登録(無料)」または「メニュー>物件の掲載はコチラ」ボタンから、必要な情報を入力してください。2. 施設情報の登録
アカウントを作成したら宿泊施設の基本情報を登録します。所在地や設備内容など、ゲストにとって重要な情報を記載します。3. 写真のアップロード
施設の写真をアップロードします。外観、部屋、設備、料理など、施設の特徴や魅力が伝わる画像を用意しましょう。
4. 料金設定
最後に、部屋の宿泊料金を設定します。これで登録は完了です。
Agodaに登録してインバウンド集客を
水際対策が緩和されて以降、訪日外国人数は急激に拡大しています。今後も拡大が見込まれることから、AgodaなどのOTAに掲載することでインバウンド集客が期待できます。
Agodaは登録や掲載料が無料なので、インバウンド対策の第一歩としても有効といえます。
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<参照>
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