日本政府観光局(JNTO)は12月13日、AIの研究活用におけるデータ収集・データ基盤の構築などを行うAIデータ活用コンソーシアム(AIDC)が主催する「2024 AIDC 観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジ」の参加者募集について紹介するページを公開しました。
同イベントでは、JNTOが運営するグローバルサイトのテキストデータと生成AIを活用した作品の募集が行われています。
関連記事:AIで観光業のビジネスモデルにも変化が?「AIがツーリズム産業にもたらす影響」レポート
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
観光立国を目指す日本の発展につながるアイデアを募集
「2024 AIDC 観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジ」では、観光立国を目指す日本のさらなる発展につながる、生成AIを活用したアプリケーションやWebサービス、調査レポートなどの作品が募集されています。
また、JNTOのグローバルサイト・テキストデータに含まれる観光データを活用することが要件となっています。このデータでは、地域ごとの特色や季節による変化がわかる、日本国内約2,400件の観光情報の活用が可能だということです。
作品の例として、次のようなものが挙げられています。
- 主催者で用意するAzure Open AI Service (GPT-4o) を用いて、旅行者の嗜好やニーズに沿った旅程作成を支援するWebサービス
- 参加者が利用できる生成AIサービス(米OpenAI社ChatGPTなど)を用いて、観光地の文化や伝統に関する情報やエチケットを旅行者に提供するアプリ
- 観光データとChatGPTを用いて上記のようなサービスやアプリの実現可能性や課題を検証したレポート
プログラミングやデザイン、ビジネス開発などのバックグラウンドがあれば、学生や社会人を問わず、誰でも参加可能。1作品が最優秀作品、2作品が優秀作品として表彰され、賞金も授与されます。
関連記事:Yahoo!検索、生成AIが観光のモデルコースを提案 AIの活用で旅行計画の充実へ
エントリーは2025年1月30日まで
「2024 AIDC 観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジ」の詳細は、以下の通りです。
- エントリー期間:2024年11月8日(金)~ 2025年1月30日(木)
- 応募期間:2024年11月8日(金)~2025年1月31日(金)
- 結果発表・表彰式:2025年3月10日(月)午前/東京都千代田区大手町
- 募集内容:提供される観光データと生成AIを活用した作品(アプリケーション、Webサービスなど)や調査レポートなど
- 募集資格:プログラミング、デザイン、ビジネス開発など、あらゆるバックグラウンドの方。学生、社会人を問わず、どなたでも参加可能
- 応募に必要となる内容:応募者名、応募作品名、応募作品の説明(400〜800文字程度)、説明動画(最大再生時間2分)
- 表彰内容:最優秀賞50万円×1、優秀賞20万円×2
詳細はAIデータ活用コンソーシアム(AIDC)のイベントページ(https://aidata.or.jp/seminar/)をご確認ください。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
- 日本政府観光局(JNTO):2024 AIDC 観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジ参加者募集
- AI Date Consortium:2024 AIDC 観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジ
- AI Date Consortium:AIデータ活用コンソーシアムについて
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!