日本の重要な外交上のパートナーであり、観光業における一大市場でもある韓国。日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計によれば、韓国は訪日外客数1位となっており、その訪日需要の高さが見受けられます。
本記事では、今年公開した記事の中から韓国に関連するインバウンドニュース・コラムをまとめました。
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【2024年】韓国に関するインバウンドニュースまとめ
今年公開した「韓国に関するインバウンドニュース」を振り返ります。
韓国OTA「ヨギオテ」、訪日事業を強化へ ビジネスパートナー開拓を開始
韓国のオンライン旅行予約サービス「ヨギオテ」を運営する株式会社ヨギオテカンパニーは、日本でビジネスパートナーとなるホテル・旅館の開拓を開始しました。
ヨギオテカンパニーは訪日数上位の韓国を代表するOTAとして、日本の宿泊業界とのパートナーシップを強化し、訪日韓国人観光客の誘客を長期的・安定的に誘客することを目指しています。
日本での事業を推し進めることによって、ヨギオテカンパニーは2028年までに、日本向け事業の年間取引額1兆ウォン(約1100億円)*の達成を目指すといいます。
*1ウォン=0.11円で訪日ラボ算出
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→韓国OTA「ヨギオテ」、訪日事業を強化へ ビジネスパートナー開拓を開始【宿泊業界ニュース】
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日中韓サミット4年半ぶりに開催、交流人口の拡大を目指す
5月27日、第9回日中韓サミットが韓国・ソウルで開催され、岸田文雄首相(当時)ら日中韓の首脳が一堂に介しました。
2025年〜2026年の2年間を「日中韓文化交流年」と設定し、2030年までに3か国間の人的交流人数を4,000万人に増やす目標を定めました。
さまざまな分野で結びつきが深い一方、歴史問題や領土問題など、政治的課題も多い日中韓関係。連携強化により、東アジア全体の活性化が期待されています。
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→日中韓の交流人口「2030年までに4,000万人」めざす 4年半ぶり開催の日中韓サミットで宣言
日中韓観光大臣会合で共同宣言 コロナ後の迅速な回復に向けて
観光庁は9月10日から11日にかけて、ホテルオークラ神戸(兵庫県神戸市)において「第10回日中韓観光大臣会合」を開催し、9月13日に観光庁のWebサイト上で結果を発表しました。
大臣会合では、ポスト・パンデミックにおける日中韓三国の観光の迅速な回復と、さらなる発展を目指すことを確認しました。
具体的には、「連携や協力体制の確認・強化」「持続可能な観光の推進」「地方誘客などを通じた観光交流の多様化・高質化」を中心に、さまざまな分野での協力や取り組みの推進などが議論され、共同宣言が採択されました。
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→【日中韓】観光大臣会合で共同宣言 コロナ後の迅速な回復に向けて
Visa、韓国人旅行者の決済データを分析 アジア支出額1位は日本
グローバル決済テクノロジー企業のVisaは、2024年上半期の韓国人海外旅行者の対面決済データを、2023年同期と比較したレポートを公開しました。
レポートによると、2023年に続き、日本が韓国人の旅行先のトップとなりました。その要因として、2024年上半期の円安や韓国と日本間の直行便への期待の高まりなどが挙げられています。
また、決済データをもとに旅行先ごとの支出カテゴリの分析を行ったところ、韓国人の日本における支出は「ショッピング」がトップとなっています。
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→Visa、韓国人旅行者の決済データを分析 アジア支出額1位は日本
JNTO、北陸4県に韓国の観光関係者100名を招請
JNTOは2024年10月29日から11月2日にかけて、韓国旅行業協会(KATA)加盟の旅行会社など100名を北陸4県(福井、石川、富山、新潟)に招請しました。
これは、令和6年能登半島地震からの復興を目的としたもので、参加者は約50名ずつ2班に分かれ、北陸地域の観光スポットを3泊4日の行程で視察しました。
10月30日に実施された意見交換会では、KATA会長が「北陸は宝石のように魅力のある場所、韓国の観光客に北陸の美しさを感じてもらえるよう努力する」と述べるなど、韓国側の北陸送客への意欲が高まったようです。
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→韓国旅行業協会会長「北陸は宝石のよう」:JNTO、北陸4県に韓国の観光関係者100名を招請
訪日客数「過去最高」観光庁の見解は 韓国戒厳令「観光への影響はない」
観光庁の秡川 直也(はらいかわ なおや)長官は12月18日、定例会見を行いました。
JNTOが発表した訪日外客統計の結果について報告したほか、「非常戒厳」のから旅行市場が不安視される韓国への言及もありました。
これについて、現時点で韓国とのインバウンド・アウトバウンド双方の往来は「全く問題ない」としています。
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→訪日客数「過去最高」観光庁の見解は 韓国戒厳令「観光への影響はない」
関連記事:韓国「非常戒厳」観光業への影響は
日韓観光ビジネスフォーラム・日韓観光振興協議会の開催を観光庁が報告
観光庁は12月18日、韓国で「日韓観光ビジネスフォーラム」と「第38回日韓観光振興協議会」が開催されたことを発表しました。
12月9日にソウルで開催された「日韓観光ビジネスフォーラム」では、日本と韓国の観光当局や政府観光局、観光関係事業者、有識者等、約120名が出席し、日韓の観光について議論されました。
また、翌10日に江陵(カンヌン)市で開催された「第38回日韓観光振興協議会」には、日韓の観光当局が参加し、観光が両国間の相互理解と友好増進に寄与する重要性を考慮し、今後の継続的な交流拡大の必要性を共有しました。
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→日韓の観光における協力強化へ 日韓観光ビジネスフォーラム・日韓観光振興協議会の開催を観光庁が報告
韓国と日本の関係は?韓国の基本情報からインバウンドの状況まで解説
日本から気軽に行ける旅行先として、韓国を挙げる方も多いのではないでしょうか。K-POPやコスメ、韓国料理などさまざまな文化が日本で人気となっています。
また、韓国側からも日本は人気の海外旅行先として認知されています。一方、政治面では竹島(韓国では独島と呼ばれる)の問題など、複雑な関係が今もなお続いています。
本記事では、韓国の基本情報をはじめ、インバウンドの状況、日韓関係が複雑な理由、韓国人が抱く日本の印象について、わかりやすく解説しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→韓国と日本の関係は?インバウンドデータや貿易・文化交流、両国関係の改善傾向までわかりやすく解説
【2025年】韓国の祝日・連休カレンダー、インバウンドの傾向
韓国には11の祝日があり、土日や祝日が合体して大型連休となる場合もあります。連休期間中は外国旅行をする人も多く、日本を訪れる韓国人観光客も増えることが予想されます。
なお、韓国は旧暦と新暦の両方の暦を使用しており、旧暦の祝日は年によって変わるため注意が必要です。日本の祝日とも時期が異なる場合があるため、韓国の祝日を把握して、その時期に合わせた対策が求められます。
本記事では、2025年の韓国の祝日・休日カレンダーと韓国インバウンドの傾向を解説しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
→【2025年】韓国の祝日・連休カレンダー、インバウンドの傾向
【インバウンド情報まとめ 2024年12月後編】「万博に行きたい」訪日意向者のうち72%が回答 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に12月後編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「万博に行きたい」訪日意向者のうち72%が回答 ほか:インバウンド情報まとめ【2024年12月後編】
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