韓国人の8割が利用するOTA「ヨギオテ」訪日事業のオープニングセレモニー開催

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韓国のオンライン旅行予約サービス「ヨギオテ」の日本法人・株式会社ヨギオテジャパンは5月30日、東京・渋谷にてオープニングセレモニーを開催しました。

韓国は水際対策緩和以降、訪日外客数1位の座を維持しており、インバウンド市場において最重要顧客の一つとなっています。

そんな中で「ヨギオテ」は、訪日韓国人の利便性を高めるとともに、日本の宿泊事業者が韓国人向けマーケティングを行いやすくなるよう、訪日事業に乗り出すことを発表しました。2024年1月に日本法人としてヨギオテジャパンを設立しており、今後は日本の宿泊業界をリードするさまざまな企業とのパートナーシップを強化するとしています。

ヨギオテジャパン オープニングセレモニー
▲オープニングセレモニーで挨拶する ヨギオテジャパン 代表取締役 チョン・ミョンフン氏:訪日ラボ撮影


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。


ヨギオテとは:韓国人の8割が利用する旅行・レジャープラットフォーム

「ヨギオテ」は、韓国ナンバーワンの旅行予約プラットフォームです。20代・30代のユーザーを中心としており、月あたりのアクティブユーザー数は400万人を超え、累計ダウンロード数は4,000万件を突破しています。

また2023年の年間取引額は1兆7,500億ウォン(約2,000億円、前年比16.7%増)となっており、売上高、営業利益ともに2019年以降右肩上がりで成長を続けているといいます。

ヨギオテとは 韓国人の8割が利用する旅行・レジャープラットフォーム
▲ヨギオテ 韓国人の8割が利用する旅行・レジャープラットフォーム:訪日ラボ撮影

韓国の訪日旅行需要には大きなビジネスチャンスが

セレモニーの冒頭では、株式会社ヨギオテジャパン 代表取締役のチョン・ミョンフン氏による挨拶がありました。「ヨギオテ」とは韓国語の少しくだけた表現で「こちらはいかがでしょうか?」という意味なのだそう。自身も鹿児島、石垣、尾道、富山、小樽、甲府などよく日本旅行をすることなどを自己紹介として交えながら、セレモニーに参加した日本の宿泊事業者や観光事業者への感謝を述べました。

その後、挨拶に続いてチョン氏は、韓国における旅行市場やヨギオテの会社紹介、海外旅行へのビジネス戦略などについて説明。韓国は労働時間減少や非婚人口の増加などを背景に旅行人気が高まっており、一人当たりの旅行消費額がアジアで最も高い国であること、そして旅行先として日本が圧倒的な人気を誇っていることなどをデータで示すとともに、日本のインバウンド市場において韓国人旅行客を取り込む大きなチャンスが舞い込んでいることを参加者にアピールしました。

日本の宿泊事業者のビジネスパートナーとして、2028年までに1,100億円を目指す

昨今の韓国での訪日需要の高まりを踏まえ、ヨギオテジャパンでは2028年までに1,100億円の売上高を目指します。そのうえで、「日本のホテルと直接契約を結び、パートナーシップを深く発展させていきたい」とチョン氏。旅行への感度の高いユーザーを豊富に抱えるヨギオテでは、日本国内のホテル旅館に対して韓国の若者層の獲得、韓国へのダイレクトなプロモーション、安定した売上先の確保、運用負担の最小化などで貢献できると話しました。

日本の宿泊事業者にとって「信頼できる、そして結果が出せるビジネスパートナーになれる自信がある」と力強く発信しつつ、最後に「鋭意努力して成長してまいりますので、応援と支援をお願いいたします」とセレモニーを結びました。

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【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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