株式会社JTBとAirbnb Japan株式会社は、連携協定を締結したと発表しました。空き家の利活用を通じて、地域の受け入れ環境整備を推進します。
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会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
JTBとAirbnb Japan、連携協定を発表
JTBと「Airbnb」の日本法人であるAirbnb Japan株式会社は1月22日、連携協定を締結したと発表しました。
両社は2018年に業務提携し、観光振興や地域創生に寄与する取り組みを行ってきました。本協定により、これまでの協業をさらに発展させ、観光の分散化や交流型観光を推進します。
空き家利活用で地域の受け入れ環境整備
日本の多くの地域では、魅力的な観光資源がありながら、宿泊環境が不足しているため観光振興が進まないという課題があります。一方、全国800万戸超の「空き家」の利活用が、深刻な社会問題にもなっています。
そこでJTBとAirbnb Japanは連携を強化し、宿泊環境を整えるとともに、地域住民とのエンゲージメントを通じたコミュニティの活性化や、新たな経済的機会の創出に取り組みます。この取り組みにより、既存の宿泊施設と新たな受け入れ環境整備が補完関係となり、地域一帯を活性化させていくことを目指します。
2028年までに100地域で取り組みを展開
主な活動内容は、以下の3つです。
地域事業者との共創事業の提案・実施
地域資源を活用した体験型観光プログラムの開発や、観光資源の再評価を通じて、新しい観光モデルの構築を支援
地域の未来を共に考えるワークショップの開催
地域住民や関係者を対象に年間10回程度のワークショップを実施し、地域の課題に応じた解決策を共創
「ホームシェアリングはじめ方スクール」の実施
宿泊施設となる部屋を提供する「ホームシェアリング」のホスト事例を共有し、地域事業者が自らビジネスをスタートできる環境を整備

両社は、2028年までに全国100地域で本協定に基づく取り組みを展開し、受け入れ環境整備を中心とした持続可能な地域インフラの構築を行います。
特に東日本を重点対象として、「ホームシェアリングムーブメント」を通じて地域全体の活性化に取り組み、雇用創出や移住促進を目指すとしています。

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<参照>
JTB:JTBとAirbnb Japanが連携協定を締結 空き家利活用を通じた地域の受入環境整備を推進
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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