訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、人気和カフェ4ブランドに寄せられた約5,000件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2024年12月時点)を対象に行いました。
- 一〇八抹茶茶廊(株式会社 一◯八)
- nana's greeen tea(株式会社 七葉)
- 和カフェ Tsumugi(株式会社プロントコーポレーション)
- MACCHA HOUSE 抹茶館(株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
【ブランド別】口コミ数と平均評価の内訳
調査対象の4ブランドで「評価(★の数)の内訳」を調査しました。
4ブランドの中で最も平均評価の高い「MACCHA HOUSE 抹茶館」では、★4以上の評価の割合がおよそ78%となっています。
★5の割合のみを切り取っても「MACCHA HOUSE 抹茶館」が44.1%でトップでした。
【業界のキーワード傾向】接客について改善の余地あり!?
口コミの中で頻出するキーワードを多い順に並べ、そのキーワードがポジティブに語られている割合を算出しました。
全体では「抹茶」というキーワードの使用回数が最も多く、ポジティブに言及されている割合も高いことがわかりました。
「注文・店員」など接客に関するキーワードが多く使用されていますが、他キーワードと比較してもポジティブ率が低く、改善の余地があることがうかがえます。
【言語別評価比較】「和カフェ Tsumugi」の店舗改善のヒントは外国語口コミにあり!?
調査対象の4ブランドを言語別評価で比較しました。
外国語評価はすべてのブランドにおいて日本語評価を上回っています。ただ、「和カフェ Tsumugi」は外国語口コミにおいて唯一、業界平均を下回っています。
外国人のお客様が満足/不満を抱くポイントを分析することで、他ブランドとの差分を解消し店舗改善につながる可能性がありそうです。
【言語別キーワード分析】「和カフェ Tsumugi」の口コミ評価は・・・?
「和カフェ Tsumugi」の日本語口コミと外国語口コミのキーワードで、ネガティブに語られている比率が高いものをそれぞれランキング形式にしました。
この分析でそれぞれのブランドにおいてお客様が何に満足をしていて、何に不満を抱えてしまっているのかが明らかになります。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
- 口コミ分析対象期間:
2023年1月1日 〜 2024年12月31日 - 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:5,036件
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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