12月の外国人宿泊数1,529万人、2024年累計は過去最高 ほか:インバウンド情報まとめ【2025年2月前半】

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知っておきたい!インバウンドニュース

大阪万博で当日券の販売検討、吉村知事が首相に提言

大阪府の吉村知事、大阪市の横山市長、関西経済連合会の松本会長らは2月5日、石破首相と面会し、前売り券の販売が目標の半数にとどまっていることを踏まえ、チケットの販売システムについて要望書を提出しました。

要望書では、ネットでの購入システムをよりシンプルに分かりやすくすることや、コンビニエンスストアで販売されていることをより広くPRすること、旅行会社を通じた販売強化、さらに当日券の販売を検討することなどを求めました。

これを受け、石破首相は「日本の力強い成長のきっかけに万博を位置づけて、政府も全力を尽くしたい」と述べています。当日券の販売には混雑等も考えられると指摘した上で、万博の成功に向けて関係省庁と連携し、販売促進に取り組むと話したということです。

今後前売り券の購入がなくても万博に入場できるようになれば、万博とは別の目的で訪日した外国人旅行者などが、当日に思い立って来場するなどの需要も増えると考えられます。

関連記事:大阪万博で当日券の販売検討、吉村知事が首相に提言


成田空港の国際線外国人旅客数、初の2,000万人突破

成田国際空港株式会社は1月30日、12月および2024年暦年の成田空港運用状況について発表しました。

成田空港の12月の国際線旅客数は、2019年同月比6%減となる292万人でした。このうち外国人旅客数は、クリスマス・年末年始に合わせた旅行需要の高まりから、過去最高の205万人(2019年同月比31%増)となり、開港以来初めて200万人を突破しました。

また、2024年暦年の運用状況も発表されました。

2024年暦年の国際線旅客数は3,220万人(2019年比12%減)となり、コロナ禍前と比べて約9割まで回復しました。このうち、外国人旅客数は2月以降11か月連続で当該月の最高値を更新し、過去最高となる2,179万人(2019年比20%増)となりました。2,000万人を突破するのは開港以来初となります。

関連記事:成田空港の国際線外国人旅客数、初の2,000万人突破


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ここに注目!インバウンド関連データ

12月の外国人宿泊数1,529万 2024年累計は過去最高

観光庁は1月31日、宿泊旅行統計調査(2024年11月・第2次速報、2024年12月・第1次速報)を公表しました。

12月の延べ宿泊者数は5,582万人泊で、前年同月比6.3%増となりました。外国人宿泊者数は前月から50万人増加し、1,529万人泊(前年同月比21.9%増)となっています。

また11月の国籍別延べ宿泊者数も発表され、中国が1位であることがわかりました。

2024年年間の外国人宿泊者数は、1億6,348万人泊でした。2019年の1億1,566万人泊から4,782万人増加し、過去最高を記録しました。

関連記事:12月の外国人宿泊数1,529万 2024年累計は過去最高【観光庁 宿泊旅行統計 2024年11月・12月】


2025年の国際観光はさらなる成長の見通し

国連世界観光機関(UN Tourism)は1月20日、「世界観光指標(World Tourism Barometer)2025年1月号」にて、2024年の国際観光客到着数が、コロナ禍前と同水準まで回復したと明らかになりました。

同機関によると、2024年の国際観光客到着数は推定約14億人で、コロナ禍前2019年水準の99%まで回復しています。特に中東とアフリカの回復は堅調で、コロナ禍前と比較して国際観光客到着数が中東は32%、アフリカは7%増加しました。世界最大のデスティネーションであるヨーロッパでは、2019年比1%増加の7億4,700万人の到着者数となりました。強い域内需要に支えられたことが背景だとしています。

一方でアジア・太平洋地域は、到着者数がコロナ禍前の87%にとどまりました。しかし2023年からは7,800万人増加しており、回復が進んでいることがわかります。

また、2025年はアジア・太平洋地域が引き続き回復し続ける見通しで、アジア・太平洋以外の地域でも堅調な伸びが見込まれると仮定すれば、国際観光客到着者数は2024年比で3%〜5%の増加が予想されます。

2024年も好調に推移してきた中で、2025年の観光業界はさらなる成長を遂げると期待されています。

関連記事:2025年の国際観光はさらなる成長の見通し:UNツーリズム


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      この記事の筆者

      訪日ラボ編集部

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