JTB、料理人と宿泊施設をつなぐ事業開始 インバウンド需要の増加で課題顕在化

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株式会社JTBは2月12日、宿泊施設や観光地における料理人不足の解消のため、料理人を全国に派遣する新規事業を開始すると発表しました。

地域ニーズに合致した料理人を派遣することで、料理人不足の課題解決に加え、観光業における食の高付加価値化、サービスレベルの向上を目指します。

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料理人と宿泊施設をつなぐ新規事業開始

▲料理人と宿泊施設をつなぐ新規事業のイメージ図:同社発表資料より
▲料理人と宿泊施設をつなぐ新規事業のイメージ図:同社発表資料より

JTBが新たに開始する事業は、JTBが持つ料理人と宿泊施設のネットワークを活用し、宿泊施設や観光地に料理人を派遣するサービスです。

派遣する料理人は、宿泊施設や地域ごとの課題やニーズに合わせてJTBが選定し、料理人の質的・量的な不足の解消を目指します。

また、派遣された料理人は、一定期間その地域へ滞在。料理人不足への直接的な貢献に加えて、外部目線で地域の隠れた食材を発掘してメニュー開発につなげたり、地域の料理人のスキル向上に貢献したりするなど、様々な効果が期待されます。

第1弾として、リアルクオリティ傘下のRQ旅館再生ファンドが運営する岩手県釜石市の旅館「宝来館」にて、若手料理人と宝来館の板長とのコラボレーションディナー特別プランを期間限定で販売します。

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地方での訪日客増加で顕在化した料理人不足を解消

宿泊施設や観光地における料理人の不足は、地方でのインバウンド観光客増加に伴って顕在化している課題の1つです。

今後さらに料理人不足が進めば、訪日旅行の目的として挙げられることが多い食事関連サービスの質が低下し、観光客の満足度に悪影響が及ぶことが危惧されます。

さらに、食事サービスの質の低下は、地域の一次産業にも大きなダメージを与える可能性があり、観光業だけにはとどまらない大きな課題と言えます。

JTBの新規事業では、料理人不足の解消はもちろんのこと、中小規模の宿泊施設の食事サービス高付加価値化させることで、インバウンドも含めた集客力を高めることなども目指していくということです。

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<参照>

株式会社JTB:JTBが料理人と宿泊施設をつなぐ新規事業を開始~料理人不足の課題へ挑戦、第一弾は3月1日より岩手県釜石市にて~

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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