口コミラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、海鮮居酒屋チェーン3ブランド(磯丸水産/海鮮屋台おくまん/海産物居酒屋さくら水産)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
インバウンド対策サービスを探している方必見!無料で資料DLできる「訪日コム」を見てみる
調査結果(抜粋)
本調査は、海鮮居酒屋チェーン3ブランドに寄せられた口コミ7,304件を対象に行いました。
- 磯丸水産(SFPホールディングス株式会社):118店舗
- 海鮮屋台おくまん(株式会社こうむら):43店舗
- 海産物居酒屋さくら水産(株式会社テラケン):13店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数が多いのは「磯丸水産」、平均評価が高いのは「海鮮屋台おくまん」

こちらの散布図では、調査対象3ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランドは「磯丸水産」で52.6件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「海鮮屋台おくまん」で★3.84でした。
「海鮮屋台おくまん」では★4と★5が全体の約70%を占めている

こちらのグラフでは、調査対象3ブランドの「評価(★の数)の内訳」を算出しています。
平均評価が高い「海鮮屋台おくまん」では★4と★5の口コミの割合が大きく、全体の約70%を占めていることがわかります。
「磯丸水産」ではキーワード「QR」への言及が多い結果に

こちらの表では、調査対象3ブランドの「接客」「オペレーション」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< カテゴリ:接客 >
「海鮮屋台おくまん」では「スタッフ」「対応」のポジティブ率が他2ブランドよりも高いスコアとなっています。実際の口コミをみてみると、スタッフに活気があり、気持ちよく食事ができるという声が多くみられました。
< カテゴリ:オペレーション >
「磯丸水産」ではキーワード「QR」の使用回数が多く、ポジティブ率も高くなっています。QRコードを読み取って注文するシステムについては、便利で使いやすいといったポジティブな声が多くみられました。
レポートでは他にも、「料理」「店内」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
外国語口コミ比率が高いのは「磯丸水産」で36.3%

外国語口コミ比率がもっとも高いブランドは「磯丸水産」で36.3%、次いで「海鮮屋台おくまん」で15.2%でした。
「口コミコム」では言語別の口コミ分析が可能
調査対象3ブランドの口コミを言語別に調査し、使用回数とポジティブ率を算出しました。
言語別に頻出キーワードを分析することで、各言語圏で何が評価され、何に不満が持たれているのかがわかります。詳しい分析を希望される場合はお気軽にお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年3月1日〜2025年1月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:7,304件
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!