訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、「株式会社テン・スターズ・ダイニング」が展開する飲食店7ブランドに寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
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調査結果(抜粋)
本調査は、「株式会社テン・スターズ・ダイニング」が展開する飲食店7ブランドに寄せられた口コミ1,010件を対象に行いました。
- 鉄板焼 天:7店舗
- TEPPANYAKI 10:4店舗
- 焼肉 天 がむしゃら:2店舗
- Pâtisserie TEN&:1店舗
- 焼肉 綾小路:1店舗
- 鉄板焼 摩天楼:1店舗
- 鉄板焼 楼漫亭:1店舗
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。。
1店舗あたりの口コミ数・平均評価がもっとも多い(高い)ブランドは「Pâtisserie TEN&」

こちらの散布図では、調査対象7ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数がもっとも多いブランド、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドはともに「Pâtisserie TEN&」で222.0件、★4.45でした。
「鉄板焼 天」ではキーワード「店員」のポジティブ率が低い結果に

こちらの表では、調査対象7ブランドの「料理」「店内」「接客」「オペレーション」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:店内 >
「鉄板焼 摩天楼」ではキーワード「店内」のポジティブ率が40%と、他ブランドよりも低くなっています。実際の口コミを詳細分析することで、ユーザーがどのような部分に不満を持っているのかを把握することができます。
< キーワード:店員 >
「鉄板焼 天」ではキーワード「店員」のポジティブ率が低い結果となりました。実際の口コミを見てみると、料理の品質には満足していても、接客サービスの質には不満を感じているユーザーも見られました。
外国語口コミ比率がもっとも高いのは「Pâtisserie TEN&」で88.4%

調査対象7ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を算出しました。
外国語口コミ比率がもっとも高いのは「Pâtisserie TEN&」で88.4%、次いで「焼肉 天 がむしゃら」で62.2%でした。本レポートでは、外国語口コミを集めるメリットも紹介しています。
【7ブランド比較】外国語口コミの言語割合

調査対象7ブランドの「外国語口コミの言語割合」を算出しました。
外国語口コミ率がもっとも高い「Pâtisserie TEN&」では「中国語(繁体字)」の割合が59.3%と、もっとも大きくなっています。
言語別にキーワードを分析することで、各言語圏で何が評価され、何に不満が持たれているのかがわかります。レポートでは他にも、「日本語・外国語口コミ評価の差」なども分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年4月1日〜2025年2月28日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:1,010件
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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