訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、焼肉チェーン4ブランドに寄せられた約5万3,000件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。

調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2025年3月時点)を対象に行いました。
- 牛角:株式会社レインズインターナショナル(513店舗)
- すたみな太郎:株式会社 江戸一(82店舗)
- 大阪焼肉・ホルモン ふたご:株式会社FTG Company(86店舗)
- 焼肉ライク:株式会社焼肉ライク(63店舗)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
4ブランドに共通して★4以上の評価が多い

調査対象4ブランドの「評価(★の数)の内訳」を算出しました。
4ブランドに共通して★4以上の口コミが多く、特に「大阪焼肉・ホルモンふたご」は★4と★5で90%を超えています。
「注文」と「食べ放題」のポジティブ率はそれぞれ49%と低い傾向

口コミの中で頻出するキーワードを多い順に並べ、そのキーワードがポジティブに語られている割合を算出しました。
全体では「肉」というキーワードの使用回数が最も多く、それに次いで多く使用されているキーワードの傾向としては「店員・サービス」など接客に関するものが見受けられます。
「肉」と比較して、接客に関するキーワードでは高い評価を受けていることがわかりました。
また、ポジティブ率に注目すると「美味しい」が95%、「雰囲気」が93%と高評価を集めている一方で、「注文」と「食べ放題」はそれぞれ49%と評価を落としており、注文方法や食べ放題のシステム・提供速度に改善の余地があることがうかがえます。
4ブランドを言語別で評価、「牛角」は繁体字と簡体字の評価が低い

調査対象の4ブランドを言語別評価で比較しています。
「牛角」の平均評価において、他言語と比較して「繁体字」と「簡体字」の2つで数値を落としており、中国語圏(繁体字および簡体字)のお客様からの評価に店舗改善のヒントがあるとうかがえます。
外国語口コミに多く寄せられたキーワードのポジティブ率を分析

こちらの表では、4ブランドそれぞれの外国語口コミで使用回数が多いキーワードをランキング化し、そのキーワードがポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)を算出しています。
外国語口コミにおいては「肉」のポジティブ率が高く、外国人のお客様は日本人のお客様より「肉」を高く評価していることがわかりました。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、 レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査概要
- 口コミ分析対象期間:2024年2月15日 〜 2025年1月31日
- 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:5万3,363件
【12/10開催】【売上4倍事例】地方企業の成長を支える「インバウンド×口コミ」戦略を紹介

沖縄県で複数店舗の焼肉店を展開する「焼肉 もとぶ牧場」。同社は急増するインバウンド需要を的確に捉え、短期間で売上を400%に伸長させました。
その成果を支えたのは、徹底的なマーケティング強化と、口コミを核とした仕組み化・現場改革です。
本セミナーでは「もとぶ牧場」のマーケティング責任者をゲストにお迎えし、沖縄の最新インバウンド動向から、売上4倍を実現させた戦略の全体像まで、余すことなく公開します。
<セミナーのポイント>
- ローカルブランドが短期間で売上4倍にした実例を担当者から聞ける!
- 人手不足でも無理のない「口コミ活用の仕組み化」が学べる!
- 口コミを現場でどう収集し、改善・集客に活かしているのか、その具体的な方法がわかる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【売上4倍事例】地方企業の成長を支える「インバウンド×口コミ」戦略を紹介[無料セミナー]
【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!










