訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、焼肉チェーン4ブランドに寄せられた約5万3,000件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2025年3月時点)を対象に行いました。
- 牛角:株式会社レインズインターナショナル(513店舗)
- すたみな太郎:株式会社 江戸一(82店舗)
- 大阪焼肉・ホルモン ふたご:株式会社FTG Company(86店舗)
- 焼肉ライク:株式会社焼肉ライク(63店舗)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
4ブランドに共通して★4以上の評価が多い
調査対象4ブランドの「評価(★の数)の内訳」を算出しました。
4ブランドに共通して★4以上の口コミが多く、特に「大阪焼肉・ホルモンふたご」は★4と★5で90%を超えています。
「注文」と「食べ放題」のポジティブ率はそれぞれ49%と低い傾向
口コミの中で頻出するキーワードを多い順に並べ、そのキーワードがポジティブに語られている割合を算出しました。
全体では「肉」というキーワードの使用回数が最も多く、それに次いで多く使用されているキーワードの傾向としては「店員・サービス」など接客に関するものが見受けられます。
「肉」と比較して、接客に関するキーワードでは高い評価を受けていることがわかりました。
また、ポジティブ率に注目すると「美味しい」が95%、「雰囲気」が93%と高評価を集めている一方で、「注文」と「食べ放題」はそれぞれ49%と評価を落としており、注文方法や食べ放題のシステム・提供速度に改善の余地があることがうかがえます。
4ブランドを言語別で評価、「牛角」は繁体字と簡体字の評価が低い
調査対象の4ブランドを言語別評価で比較しています。
「牛角」の平均評価において、他言語と比較して「繁体字」と「簡体字」の2つで数値を落としており、中国語圏(繁体字および簡体字)のお客様からの評価に店舗改善のヒントがあるとうかがえます。
外国語口コミに多く寄せられたキーワードのポジティブ率を分析

こちらの表では、4ブランドそれぞれの外国語口コミで使用回数が多いキーワードをランキング化し、そのキーワードがポジティブな文脈で使用されている割合(ポジティブ率)を算出しています。
外国語口コミにおいては「肉」のポジティブ率が高く、外国人のお客様は日本人のお客様より「肉」を高く評価していることがわかりました。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、 レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査概要
- 口コミ分析対象期間:2024年2月15日 〜 2025年1月31日
- 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:5万3,363件
【7/16開催】【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※
外食店舗、支援サービス、業界のトップ企業が集結!
さらに、有名飲食店や外食産業を牽引する企業による特別基調講演も開催。
成功企業のリアルな戦略や、これからの外食業界を生き抜くヒントがここに詰まっています!
最新のトレンドを知り、トップ企業の成功ノウハウを学びたい方、
業界の最前線で活躍する企業とつながり、新たなビジネスチャンスを掴みたい方にぴったりのイベントです。
今こそ、業界の未来を共に創る一歩を踏み出しませんか?
皆さまのご参加をお待ちしております!
<応募者特典>
-
イベント登壇企業の各種お役立ち資料
※口コミアカデミー内でのアーカイブ配信は予定しておりません -
本イベントのアーカイブ動画(1週間)
<本セミナーのポイント>
- 有名飲食店&業界をけん引する企業の基調講演 - 成功企業の戦略や実例を直接学べる貴重な機会!
- 外食業界の最新トレンド&成功ノウハウが手に入る - 変化の激しい市場で勝ち残るための最前線情報をキャッチ!
- 外食業界を支える最新サービス&ソリューションの紹介 - 飲食業界の課題解決につながるアイデアが満載!
- トップ経営者や専門家が語る「成長の秘訣」と「業界の未来」
- 業界をリードする企業が実践するプロモーション戦略やDX事例を公開!
- 効率化や売上向上につながる最新ツール・サービスを知るチャンス
詳しくはこちらをご覧ください。
→【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※【7/16開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!