海外からのスキー旅行者、前年比50%増 9割以上が他の地域にも滞在(Visa調査)

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ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社は4月10日、Visaカード会員のデータをもとに、スキーシーズンにおける旅行者と消費の動向についての分析を発表しました。

調査の結果、日本のスキー観光地における訪日客の存在感は、非常に強いことがわかりました。

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海外からの旅行者、前年比50%増 消費は国内客の約4倍 

調査によると、昨年の日本のスキー観光地の総訪問者数は、前年比で約40%増加*したことがわかりました。特に海外からの旅行者は前年比約50%増加し(国内観光客は約20%増)、スキー観光地に訪れた旅行者の80%近くを占めています。

加えて海外からの旅行者は、国内の観光客と比較して、スキー観光地での1日あたり消費が約4倍多いことがわかりました。

訪日客を国・地域別で見ると、オーストラリアが最も多く、アメリカシンガポール台湾中国香港タイの順で並びました。

*2024年11月16日〜2025年2月15日の集計。対象地域は、ニセコ、倶知安町、蘭越、山ノ内、山形、富良野、野沢温泉白馬、湯沢。

▲海外から訪れるスキー客の国・地域/スキーの後に訪れる都道府県:ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 プレスリリースより
▲海外から訪れるスキー客の国・地域/スキーの後に訪れる都道府県:ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 プレスリリースより

9割以上が他の地域にも滞在

調査では、ニセコ白馬、富良野が、スキー観光地のなかで特に人気が高いことがわかりました。

ニセコは海外からの人気が高く、訪日客の約50%が訪れており、消費額では約60%を占めています。白馬にも訪日客の約35%が訪れ、消費額は前年比で30%以上増加しました。

富良野は国内の人気が高いスキー場ですが、海外からの旅行者数も前年比で70%近く急増しています。ニセコが海外富裕層にとってプレミアムなスキー観光地となる一方、富良野は家族連れなど、幅広い訪問者にアピールしています。

また、分析対象となったスキー観光地では、訪日客の対面取引の約84%がタッチ決済で行われていることがわかりました。特に、オーストラリアアメリカ香港タイなどでその比率が高くなっています。タッチ決済の利便性とセキュリティが、消費環境を変えつつあることがわかります。

調査ではそのほかにも、海外からの旅行者の90%以上が、スキー後に国内のほかの地域に足を運び、スキー観光以外の場所で、さらに平均9日間を過ごしていることがわかりました。

この長期滞在により、消費は前年比で3倍、取引は5倍に増加。特に、東京や千葉、大阪などの人気が高くなっています。

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▲スキー観光地でのタッチ決済利用件数の割合:ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 プレスリリースより
▲スキー観光地でのタッチ決済利用件数の割合:ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 プレスリリースより

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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