エクスペディア・グループは、最新の旅行動向をまとめた2025年版「Traveler Value Index(トラベラーバリューインデックス)」を発表しました。
同資料では、2022年7月に実施された調査と比較して、最新の旅行動向を明らかにしています。
なお同資料は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、英国、アメリカの11の主要市場において、18歳以上の1万1,000人の成人を対象に行われた調査に基づくものです。
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68%が「1年以内に海外旅行を予約する可能性が高い」と回答
今後の旅行計画について、88%が今後1年以内にレジャー旅行を計画しています。なかでも、海外旅行を予約する可能性が高いと回答した人は、2022年から19%増加して68%に上っています。特に中国(87%)、英国(77%)、ドイツ(72%)の消費者は、今後1年以内に海外旅行を計画する可能性が高いといいます。
旅行の最大の動機としては、「家族や友人と時間を過ごすこと」(49%)が最も多くなっており、次いで「新しい経験を見つけること」(44%)となっています。
また最新の動向として「フレックスケーション」や「ブレジャー」といった、仕事と休暇を組み合わせた新しいスタイルの旅行を計画する人も増加しており、特に40歳未満の層にこの特徴が見られるようです。
ほかにも「5年前よりも今の方が重要だ」と回答した割合が50%に上っていることから、個人が充足感を得る手段として旅行が重要な役割を担っていることがうかがえます。
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51%が来年の旅行予算を増やす予定
旅行に対する予算について、51%が「来年の旅行予算を増やす」と回答しています。
また58%の回答者が、「過去1年よりも今後1年で価格に対する意識が高まる」と予想しています。
価格に対して敏感になる要因の一つとして、インフレが挙げられており、特にブラジル(64%)、オーストラリア(63%)、カナダ(60%)、アメリカ(55%)は、インフレの影響が顕著になっています。
予約時には「信頼性」「安心感」が重視される傾向に
2022年7月の調査では、消費者が旅行を予約する際に重視する点として、「価格」が最も重要な要素でした。
今回の調査結果では、価格以外にも以下のような信頼性や安心感につながる項目が重視されていることが明らかになりました。
- キャンセル時の全額返金
- 手数料なしでの予約変更
- 丁寧な清掃・消毒
- 旅行中の非接触サービス
- 特典やアップグレード
- 環境に配慮したポリシー
- ほかの旅行者のレビュー
なかでも、旅行を予約する際には、価格に次いで「肯定的なレビュー」が最も重視されていることがわかりました。
また、旅行者の4分の3が「レビュー評価の高い宿泊施設にはより多く支払う意思がある」と答えており、若年層ほどこの傾向は強くなっています。
「ソーシャルメディア」「インフルエンサー」の影響力が増加
61%がソーシャルメディアから旅行のアイデアを得ていると回答しており、2022年の35%から大幅に増加しています。
ソーシャルメディアの中でも人気の情報源として、以下のものが挙げられています。
- 家族や友人のアカウント(30%)
- 旅行関連のインフルエンサー(28%)
- ブランドのアカウント(25%)
- 旅行関連以外のインフルエンサー(17%)
特に、インフルエンサーの影響が大きくなっており、73%が「インフルエンサーのおすすめが旅行の予約に影響を与えた」と回答。インフルエンサーの影響で購入した旅行関連商品は、宿泊施設(31%)、国内旅行(30%)、ツアー・アクティビティ(24%)などが多くなっています。
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<参照>
- エクスペディア・ジャパン:【エクスペディア・グループ】2025年版「Traveler Value Index」を発表旅行の優先順位が再定義され、消費者の意識に変化の兆し
- Expedia group:Traveler Value Index
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