この記事では、2025年上半期のインバウンド情報について、国内ニュース・新サービス・データなどを多角的にまとめています。
最新動向や具体的な事例を通じて全体像を把握できる内容です。
※訪日ラボでは半月ごとのインバウンド情報まとめも公開しています。下記の記事からぜひご覧ください。
「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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国内・インバウンド関連ニュースまとめ
NYタイムズが選ぶ「2025年に行くべき観光地」日本から富山・大阪が選出
米ニューヨーク・タイムズ紙は、「2025年に行くべき52か所(52 Places to Go in 2025)」と題した特集記事を公開し、日本からは30番目に富山市、38番目に大阪市が取り上げられました。
富山市は「人混みを避けながら、文化的な感動と美食を楽しめる」として評価されました。
特集記事では、富山市は2024年に能登半島地震や集中豪雨で壊滅的な被害を受けて復興途上ではあるものの、復興努力の一環として観光客を受け入れていると紹介されています。
また大阪市は「広大で進歩的な都市の新たな緑地を楽しめる」として評価されました。
特集記事では、4月に開幕する大阪・関西万博や芝生広場が話題となった「グラングリーン大阪」が紹介されたほか、国際LGBTQ+旅行協会(IGLTA)による「IGLTA 世界総会 2024」の開催を踏まえて、大阪市は「おそらく日本で最も進歩的な都市」として掲載されました。
この特集は毎年ニューヨーク・タイムズ紙により発表されているもので、昨年は「山口市」が選出されました。
<関連記事>訪日ラボ:NYタイムズが選ぶ「2025年に行くべき観光地」日本から富山・大阪が選出
大阪万博「初動」はどうだった? ドバイ万博・愛知万博と比較
4月13日に開幕した大阪・関西万博。初日には14万6,426人が来場し、目標とする総来場者数2,820万人に向けて幸先の良いスタートをきりました。好調な出だしに見える大阪万博ですが、過去の万博の初動と比べるとどうなるのでしょうか。
2021年~2022年に開催されたドバイ万博では、コロナ禍でありながら、目標の96%に当たる約2,410万人の来場者を記録しました。開幕初期の来場者は不明ですが、開幕後約5.5週間で約294万人が来場したとされ、大阪万博の最初の1週間の累計はドバイ万博より好調なペースとなっています。
2005年に開催された愛知万博では、開幕当初、来場者数が伸び悩み、開幕初日は4万3,023人と会期中最低来場者数を記録。しかしその後はポジティブな口コミが広がり、最終的には目標を大きく上回る約2,205万人が来場しました。
今回の大阪万博は、過去の万博と比べて、好調なスタートと切ったといえます。
<関連記事>訪日ラボ:大阪万博「初動」はどうだった? ドバイ万博・愛知万博と比較
インバウンド関連サービス・施設の動向
食べログが「WeChat」で利用可能に 訪日中国人の集客機会を拡大
株式会社カカクコムが運営するレストラン検索・予約サービス「食べログ」は4月23日、「食べログ微信(WeChat)ミニプログラム」の提供を開始しました。
訪日中国人客向けのサービス「食べログ微信(WeChat)ミニプログラム」は、WeChat上で日本のレストランを簡単に検索・予約できるものです。
WeChat上で食べログにアクセスし、地図検索や店舗写真、営業時間、レビューなどの飲食店情報を中国語で確認しながら、予約までスムーズに実施できるほか、決済手段としてWeChat Payを利用できます。
同社は、中国IT大手会社であるテンセントとの協業を通じて、訪日中国人観光客の利便性と飲食店の集客機会を拡大し、インバウンド対応を推進するとしています。
<関連記事>訪日ラボ:食べログが「WeChat」で利用可能に 訪日中国人の集客機会を拡大
インバウンドのデータ・施策
最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の「変更点」を徹底解説
観光庁は5月27日、令和7年版「観光白書」を公表しました。構成は「観光の動向」「令和6年度の施策」「令和7年度の施策」の3部で、基本構成は前年度と同様です。
「地方を中心としたインバウンド誘客」では、施策名が「回復に向けた取組」から「誘客に向けた取組」へと変更され、高単価な体験商品の造成支援や海外発信の強化が盛り込まれました。
また、「伝統的酒造り」の周知や大阪・関西万博での農泊PRなども新たな施策として加わっています。
<関連記事>訪日ラボ:最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の「変更点」を徹底解説【2025年(令和7年)版】
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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