株式会社カカクコムが運営するレストラン検索・予約サービス「食べログ」は4月23日、「食べログ微信(WeChat)ミニプログラム」の提供を開始しました。
中国IT大手会社であるテンセントのクラウド部門「テンセント・クラウド」との協業を通じて、訪日中国人観光客の利便性と飲食店の集客機会を拡大し、インバウンド対応を推進するとしています。
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【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
食べログが「WeChat」で利用可能に 支払いはWeChat Pay
訪日中国人客向けの「食べログ微信(WeChat)ミニプログラム」は、WeChat上で日本のレストランを簡単に検索・予約できるものです。
そもそもミニプログラムとは、メッセージアプリ「WeChat」のアプリ内で利用できるプログラムのことで、「アプリの中で利用できるアプリ」です。
WeChat上で食べログにアクセスし、地図検索や店舗写真、営業時間、レビューなどの飲食店情報を中国語で確認しながら、予約までスムーズに実施できます。

また本ミニプログラムでは、決済手段としてWeChat Payが採用されています。現在はデポジット制の席予約を受け付けており、2025年夏には事前決済によるコース予約機能もリリースされる予定です。
利用者は、訪日前の飲食店選びから旅行中の外食体験までの一連の行動をWeChat内で完結できます。またWeChatは13億人以上のユーザーを抱えていることから、集客機会の拡大が期待されています。
訪日客の利便性向上へ 海外主要サービスと連携を進める
本プログラムは、多くのWeChatミニアプリでも利用されるテンセント・クラウドの強固なインフラを活用することで、直感的で高性能なユーザー体験を実現しています。
食べログでは、訪日客の「どの店を選べばよいかわからない」「予約が取れない」といった課題に対応するため、2024年6月から英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語に対応したインバウンド向けネット予約サービス「インバウンド予約(食べログ多言語版)」を本格的に展開しています。
また現在では、大衆点評(中国)、OpenRice(香港)、KKday(台湾)など海外の主要サービスからも予約できるようになっています。
今回のミニプログラムの立ち上げは、訪日客の利便性向上につながる取り組みをさらに拡大し、飲食店と利用者の双方がより多くの有益な接点を生み出すためのステップとして位置づけられています。
食べログは今回のミニプログラム提供を契機として、訪日客の利便性向上や飲食店の集客創出の観点から、ユーザー体験の最適化などの取り組みを長期的に推進するとしています。
関連記事:食べログ国内版と多言語版の違いは?
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<参照>
株式会社カカクコム:食べログ、テンセント・クラウドとの協業を通じ、「食べログ微信(ウィーチャット)ミニプログラム」の提供を開始
【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- いま注目のローカルガイドについて学べる!
- 地域としてインバウンドをどのように受け入れられるのかがわかる!
- インバウンドの満足度や消費を高めるための地域の魅力の伝え方について学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
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