訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。
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知っておきたい!インバウンドニュース
JNTO、韓国・サウジ・ブラジルで訪日プロモーション強化 二国間の周年を記念

日本政府観光局(JNTO)は7月23日、メディアブリーフィングを開催し、日韓国交正常化60周年、日・サウジアラビア外交関係樹立70周年、日・ブラジル外交樹立130周年を契機とした訪日プロモーション強化策を発表しました。
韓国向けには、6月から1か月間で日韓4空港において、双方の国民の入国審査優レーンを設置しており、同取り組みをWebサイト上や現地旅行フェアにおける宣伝活動などで紹介。また、「日本のおすすめ小都市60選」を選定し、小都市の魅力を発信することで、地方誘客を促進する予定と述べています。
次に、サウジアラビアは訪日初心者が多く、直行便がないながらも訪日客数が増加していることから、高付加価値旅行者を対象に日本の伝統文化体験を通じた地方誘客を図るとしています。
さらにブラジル向けには、2024年の訪日ブラジル人が8万5,609人で前年比69.3%増となり、大きく増加した点を踏まえ、サンパウロのジャパンハウスに観光PRデスクを常設にして観光情報の提供を行うほか、世界最大の日本の祭典や旅行博へ出展するなど、初の取り組みも実施します。
JNTOは、上半期訪日外客数が過去最速で2,000万人を突破し、地方部の宿泊者数も増加傾向にあると報告。二国間関係の節目を活かしたきめ細やかなプロモーションで、さらなる訪日客誘致と地方への誘客促進を目指します。
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ここに注目!インバウンド関連データ
万博に来場した外国人、どの国が多い?ランキングTOP10を発表!

本記事では、株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが運営する「モバイル空間統計®」のデータを用いて、大阪・関西万博周辺の「インバウンドの人流動向」を調査・分析した結果を発表します。
それによると、2025年4月における「大屋根リング周辺の外国人滞在人数」は、延べ12万人以上となりました。
また、万博会場に最も多く来ている国・地域ランキングでは、1位が中国、2位が台湾、3位が香港で、上位3位を東アジア占めましたが、4位以降は欧米豪諸国となりました。
訪日外客統計の結果と比較してみると、万博会場周辺では中国、韓国、アメリカといった上位国の割合が低く、「多様化」していることが分かりました。
関連記事:万博に来場した外国人、どの国が多い?ランキングTOP10を発表!【人流データでわかるインバウンド動向】
富裕層旅行、90%が「ウェルネス体験」を重視 支出を増やす意向も(マリオット・インターナショナル)

マリオット・インターナショナルが発表したアジア太平洋地域の富裕層旅行トレンド調査「The Intentional Traveler Report」によると、富裕層旅行者の90%が「ウェルネス体験」を重視しており、前年の80%からの大幅な増加が見られました。森林浴や栄養プログラム、睡眠改善セラピーといった包括的なウェルネス体験へのニーズが高まっています。
また、世界で最も人気の高いウェルネス旅行先として、アジア太平洋地域は67%の支持を集めています。全体の92%が「自然との近さ」を旅の重要な要素と捉え、田舎での滞在やサファリといった没入型アウトドア体験への関心が高まっています。
さらに、富裕層の72%が今後1年以内にラグジュアリー・トラベルへの支出を増やす意向を示しており、特にオーストラリア、インドネシア、シンガポールからの旅行者はその傾向が顕著です。
そして同レポートでは、富裕層の旅行に対する価値観や嗜好の変化も指摘。「意図ある旅程」が新常識となり、綿密な計画とパーソナライズされた体験を求める傾向が強まっています。気に入った旅行先への再訪や、家族旅行への積極的な支出意向も見られ、多様な層のニーズを捉えたインバウンド戦略が求められます。
関連記事:富裕層旅行、「ウェルネス体験」を重視 支出を増やす意向も(マリオット・インターナショナル)
訪日ラボおすすめレポート&記事
日本の交通課題に「テクノロジーで」挑む ─業界を牽引するマイクロモビリティ・Limeの成長戦略─
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インバウンド需要が好調な一方、様々な問題が顕在化する観光業界。特に交通面においては、運転手の不足や交通空白、さらにそれらを解決するためのモビリティの導入に対する安全性の懸念など、深刻な問題が山積みとなっている状況です。
そうした問題の解決へ向け、業界の先頭に立ってテクノロジー開発を続けるサービスがあります。
今回はマイクロモビリティ「Lime」を展開するLime株式会社より、日本社長 兼 アジアパシフィック地域統括責任者 テリー・サイ氏にインタビュー。Limeの日本での事業展開やインバウンド需要の動向、そして交通課題やモビリティの安全性問題などの解決に向けたLimeの取り組みについて伺いました。
関連記事:日本の交通課題に「テクノロジーで」挑む ─業界を牽引するマイクロモビリティ・Limeの成長戦略─
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2025年、ホテル業界はインバウンド回復、需要の激しい変動、OTA経由の予約集中、そして深刻な人手不足といった、かつてない環境変化に直面しています。
このような状況下で、今後も安定的に売上を伸ばし続けるためには、「集客」「予約数の向上」「レベニューマネジメント」の3領域で、確実に成果を出すことが不可欠です。
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【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか

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→中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】
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