8月1日に開催される「観光クロスオーバーサミット 2025」。観光産業の未来を担う人々が一堂に会し、観光の可能性を共に広げていく共創の場です。
サミットの開催へ向け、前々日の7月30日に「観光クロスオーバーサミット前々夜祭」が開催。イノベーション、地方創生、万博後の未来の観光をテーマに3つのセッション、各社ブース出展が行われました。

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「観光クロスオーバーサミット 前々夜祭」現地の様子は?
大阪の街を一望できる展望施設「WowUs(ワオアス)」で行われた本イベントには、観光事業者、地方自治体、若手起業家やスタートアップなど、200名超が集まりました。



出展企業の中には、高校生以下の学生のみで運営している団体も。観光業界における若手の活躍にも期待が高まるイベントとなりました。

セッション1. 「観光のイノベーションを考える」
イベントでは、業界のキーパーソンを招いたセッションも行われました。
1つ目のセッションは「観光のイノベーションを考える」。大阪観光局 マーケティング戦略部長 牧田 拡樹氏、Vpon JAPAN ディレクター 鮎澤 貴氏、政策渉外ドゥタンク・クロスボーダー代表取締役 新経済連盟渉外アドバイザー 小木曽 稔氏が登壇しました。

牧田氏は、「行政は2年か3年で担当が変わるため『自分の任期中にダメなことがあったら困る』というバイアスがかかり、マーケティングまではいくが、なかなかその先に行かない」と問題提起。また、「インバウンドは大阪市内に一極集中している。どう分散させるかがミッションで、大阪府の宿泊税を使って市町村と連携しているところだ」と、今話題の宿泊税の使途についても言及しました。
鮎澤氏は観光に関わりたい、イノベーションしたい人に向けてのヒントを問われると、「自分で地方に飛び込んでみるのが一番いい」とした上で、「地方の人の流れ・お金の流れ・情報の流れがデータとして可視化されていないと、とっかかりが全くない。最初はデータが揃っている地域に入ってから飛び込むといいのではないか」としました。また、それに対して地域側がやるべきことは「データを揃えて安心して飛び込める環境を整えることではないか」と述べました。
小木曽氏は観光業界の課題について、「異分野間で連携し、裾野を広げる『クロスオーバー』の概念をどう導入するか。いろんな関係者をまとめ、マネジメントする『コーディネーター』が今後の日本の観光業界に必要となる。今回のクロスオーバーサミットの開催は、まさに象徴的だ」と語りました。
セッション2. 「観光で描く地方創生」
2つ目のセッションは「観光で描く地方創生」。企画屋かざあな 番頭・スタイルプラス 代表取締役 川口 洋一郎氏、下関市観光スポーツ文化部次長 永岡 裕治氏、積水ハウスホテルマネジメント株式会社 フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト マーケティング部 マネージャー 豊崎 竜也氏が登壇しました。

川口氏は「地域を根っから好きな人がやるのが大事」と地方創生に関わる人材像を語ったほか、「観光地は『自分たちの商品を売る』という意識の人が多いが、観光する人は『自分探し』とか『リフレッシュ』のために来ていたりする。観光客が何を求めて来ているのかを知ることが重要」と語りました。
豊崎氏は、「道の駅プロジェクト」として全国各地に旅の拠点を置き、各地域への旅を盛り上げてきた経験から、「(地域を無視して)強引に進めると、継続して取り組みができなくなる。地域とWin-Winの関係を作るのが重要」と強調しました。
永岡氏は「若い人のチャレンジを応援したいという思いで、このセッションにも参加した」と経緯を語ったほか、「観光は地域のことを大事に思ってくれる地域住民がいないと成立しない」と住民理解の必要性を主張。また、「下関市にはまだオーバーツーリズムの悩みはないので、ぜひ来てほしい」と呼びかけました。
セッション3. 「観光の未来を万博から」京阪神3者そろったセッションが実現
3つ目のセッションは「観光の未来を万博から」。大阪観光局MICE政策統括官 田中 嘉一氏、京都市 東京事務所 所長 竹内 清氏、神戸市 経済観光局 新産業創造課 課長 出口 幸治氏が登壇し、京阪神の3者がそろった「夢のセッション」が実現しました。
この続きから読める内容
- 【8/1】観光クロスオーバーサミット、万博会場内で開催
- イベント概要
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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