阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社(以下、H2O)は10月31日、2026年3月期 第2四半期業績(2025年4月1日〜9月30日)を発表しました。
百貨店事業は減収減益となったものの、インバウンド売上は前年とほぼ同水準に回復しました。
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H2O、2025年4~9月期決算を発表
H2Oは10月31日、2026年3月期 第2四半期業績(2025年4月1日〜9月30日)を発表しました。
百貨店事業、前年実績の反動や売り場閉鎖により減収減益
2025年4月〜9月の総額売上高は、前年同期比0.5%減の5,554億円でした。また、本業での利益を示す営業利益は同21.0%減の119億円、純利益は同74.5%減の69億円でした。減収減益となったものの、おおむね想定通りの進捗としています。
セグメント別では、百貨店事業の総額売上高が同6.0%減の2,866億円、営業利益は同34.7%減の82億円でした。減収減益の主な要因としては、前年の高いインバウンド売上実績と改装に伴う売場閉鎖などの影響が挙げられています。

インバウンド売上、前年と同水準まで回復
百貨店のインバウンド売上においては、第1四半期から改善し、第2四半期は回復傾向にあります。特に8月・9月は、それぞれ前年同月比98%・99%と、前年と同水準に回復しました。
上期では、中国が同25%減の316億円、韓国・台湾・香港が同42%減の117億円となり、インバウンド全体として同29%減の491億円となりました。また、客数は韓国が大幅に減少したものの、中国が同10%増と伸長しました。
上期実績は会社予想(540億円)に未達でしたが、下期予想は560億円を据え置き、通期売上予想は期初の1,100億円から1,050億円に修正しました。

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<参照>
エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社:2026年3月期 第2四半期決算説明資料
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