訪日ラボでは、インバウンドに関連する国内外のニュース・新サービス・データなどを多角的にまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
本記事では2025年7月〜12月公開のレポートから主要なトピックを厳選した【インバウンド情報まとめ2025年下半期編】をお届けします。
2025年のインバウンド情報の振り返りやマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
国内・インバウンド関連ニュースまとめ
2025年国慶節・中秋節振り返り:アウトドア・文化体験が人気に

2025年の国慶節の連休は、10月1日〜8日の8日間でした。今年は中秋節が重なったことで、例年よりも1日長くなりました。2025年の国慶節・中秋節における中国国内の動向を含む旅行トレンドでは、「アウトドアアクティビティ」や「ナイトツーリズム」が人気となっています。
アウトドアアクティビティについて美団旅行によると、アウトドア関連の検索数が前月比で70%以上増加しました。「紅葉狩り」や「月見」など季節に合わせた消費や、漢服体験や無形文化遺産の職人技体験といったアクティビティに人気が集まっています。
ナイトツーリズムについて同じく美団旅行によると、「夜游(ナイトツアー)」の検索数は前年比386.5%増となりました。博物館や美術館の夜間ツアーやナイトクルージングなど夜間の体験コンテンツへの関心が高まっています。
さらに、AIが旅行計画の重要なツールとして定着しつつあることもわかっています。中国のIT大手アリババグループが運営するFliggyの旅行AI「问一问」や、中国OTAである同程旅行のAIアシスタント「DeepTrip」を利用し、旅行を計画するユーザーが顕著に増加していることを明らかにしました。
関連記事:【2025年国慶節・中秋節振り返り】中国市場の旅行トレンドを解説!アウトドア・文化体験が人気に
インバウンド関連サービス・施設の動向
韓国NAVER、食べログと提携 日本の飲食店を検索・予約可能に

韓国のNAVER(ネイバー)は8月1日、「食べログ」と提携し、NAVER上で日本のグルメ情報を検索・予約できるようになったと発表しました。
「食べログ」は、日本全国88万件以上の飲食店情報を掲載しており、NAVER検索を通じて日本のグルメ情報を確認できるようになりました。
ユーザーはNAVER上で、行きたいエリアのリストを確認したり、飲食店の名前を直接検索すると、場所や営業時間、メニューなどの情報を確認することができます。
また、一部の予約可能な店舗では、リンクから食べログの予約ページに遷移し、直接予約が可能です。
今年中に、予約できる飲食店を徐々に拡大していくとしています。
関連記事:韓国NAVER、食べログと提携 日本の飲食店を検索・予約可能に
インバウンドのデータ・施策
2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に 国交省が公表

国土交通省は11月5日、2025年冬期スケジュール期間(2025年10月26日~2026年3月28日)における国際定期便の概要を公表しました。
2025年冬期当初の運行便数は、6,240.5便/週(旅客便:5,679.0便/週、貨物便:561.5便/週)で、前年同期比9%増(旅客便:10%増、貨物便:5%増)となり、冬期として過去最高となりました。
方面別では、中国、韓国、台湾、タイ、インドのアジア路線や、カタール、トルコの中東路線において、前年同期比で大きく便数が増加。北米路線、欧州路線においても、前年同期と比べて増便しました。
また、空港別では、主要5空港(成田空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港)すべてで、前年同期を上回る便数が就航。特に、2025年夏期から発着枠が増加した関西国際空港・福岡空港や、今期から発着枠が増加した成田空港では、アジア路線を中心に堅調に便数が伸びました。
関連記事:2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に 国交省が公表
2026年度の観光庁予算要求、814億円 「人手不足対策」などに前年比6倍

観光庁は8月、令和8年度(2026年度)の予算概算要求を公開しました。
総額は前年度比1.4倍となる813億5,900万円となりました。最も大きい額となったのは、前年度に引き続き「戦略的なプロモーションの実施」で、58億5,000万円を計上しました。
また、「観光地・観光産業における人材不足対策事業」に前年度比6倍である3億円が計上されました。宿泊業の人手不足解消のための設備同士支援などの短期的な対策から、経営の高度化などの中長期的な対策まで、総合的に支援します。
その他にも、MICE誘致の促進や免税制度の移行にへの対応に向けた施策に予算がつけられました。
関連記事:2026年度の観光庁予算要求、814億円 「人手不足対策」や「免税関連施策」が前年比6倍
ーーーーーー
その他にも、レポートでは
- 国内・インバウンド関連ニュースまとめ
- インバウンド向けサービス・施設の動向
- インバウンドのデータ・施策
など、インバウンドに関する情報をまとめています。
最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
※ これまで公開された【インバウンド情報まとめ】も併せてご覧ください。
▶ インバウンド情報まとめの一覧を見る
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
日本の魅力ある商品や体験を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
日本の魅力ある商品や体験を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォームです。インバウンド向け外国人インフルエンサー施策を、煩雑な交渉やスケジュール調整などの手間なくすぐに始められます。従来のインフルエンサー施策より、低コストで運用負担を抑えられるため、継続的なインバウンド市場への認知拡大を実現します。
詳しくはこちら
をご覧ください。
【12/25開催】2025年が終わる今こそ考えたい「インバウンドの未来」 東北に学ぶ成功戦略

2025年もいよいよ終わりに近づいてきました。今年の訪日外国人数は、10月までの累計ですでに3,500万人を超えており、過去最高だった2024年を上回ることが確実視されています。
来たる2026年は、インバウンドにとってどのような年になるのでしょうか。
本セミナーでは、観光業やインバウンド誘客に関わるスペシャリストの方々をお招きし、2026年以降のインバウンドについて見通します。
さらに、東北地方でのインバウンド誘客を事例としながら、今後の「地方×インバウンド」にとって重要な考え方や、今やるべきことについても徹底議論します。
東北地方で観光業界に関わる方はもちろん、それ以外の地域の方でも参考になる議論をお届けします!
詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年が終わる今こそ考えたい「インバウンドの未来」 東北に学ぶ成功戦略【12/25開催】
【インバウンド情報まとめ 2025年12月前編】観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 / 東京23区のホテル開発がV字回復 ほか:インバウンド情報まとめ【2025年12月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!












