2025年の訪日タイ人数は123.3万人でコロナ前に届かず、消費額は2,512億円で過去最高:タイ市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日タイ人数は123万3,100人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日タイ人旅行消費額は2,512億円で、過去最高を更新しました。

本記事では、タイ市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日タイ人客数最新データ:年間123.3万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日タイ人数は123万3,100人でした。前年比7.3%増と堅調な成長を見せましたが、過去最高を記録した2019年(131万8,977人)には未だ届かない結果となっています。

2025年のインバウンド主要市場で訪日客数がコロナ前水準にまで回復していないのは、タイ中国の2か国のみでした。

▲訪日タイ人客数の推移(2015〜2025年):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人客数の推移(2015〜2025年):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

月別で見ると、1月~3月と5月、12月は2019年の水準を超える推移を見せました。特に12月の訪日客数は2019年よりも約1万人多く、過去最多を記録しています。

しかし、2025年は6月~11月の数字が伸び悩みました。例年、夏季は閑散期として訪日タイ人客数は少ない傾向にありますが、災害にまつわる予言やタイ経済の低迷、中国旅行ブームなどの影響により、訪日需要が停滞したと考えられます。

▲訪日タイ人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

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なお、エリア別で見ると、タイアジア内で突出して訪日客数が多く、東アジア各国やアメリカに次ぐ規模となっています。親日国であることも相まって、訪日旅行経験者の7割超がリピーターとなっており、地方誘客のポテンシャルも高い状況といえます。

直近の冬ダイヤでも、ZIPAIRが成田~バンコク(スワンナプーム空港)便を期間限定で増便したり、タイ・エアアジアXが仙台〜バンコク(ドンムアン空港)便の就航を開始したりと、訪日客数増を期待できる動きが見られます。

▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
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訪日タイ人消費額最新データ:年間2,512億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日タイ人旅行消費額は2,512億円でした。前年比で11%増、2019年と比較すると1.5倍近い伸びを見せています。

▲訪日タイ人消費額の推移(2015〜2025年):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人消費額の推移(2015〜2025年):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別で見て、伸びが最も顕著だったのは1~3月期(747億円、前年同期比30.2%増)です。タイ旧正月ソンクラーンを含む4~6月期も、716億円(同18.1%増)と好調でした。

▲訪日タイ人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日タイ人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たりの消費額は20万4,054円

訪日タイ人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日タイ人の1人当たり消費額は、20万4,054円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較すると、2万4,755円少なくなっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で6万6,887円(前年比6,153円増)、次いで買物代の6万5,650円(同3,328円増)でした。

宿泊費の増加は、平均泊数が8.6泊と前年に比べて0.6泊増加していることや、需要増による宿泊費そのものの高騰が関係していると考えられます。

▲費目別 1人当たり訪日タイ人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日タイ人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

エリア別で見ると、訪日タイ人の1人当たり消費額は5番目に位置しますが、アジア各国の消費額を比較する際には、留学や技能実習生など観光目的以外の訪日客がいる点を留意する必要があります。

観光・レジャー目的に絞った1人当たり消費額に目を向けると、タイは20万3,744円となり、ベトナム(19万547円)と順位が逆転します。また、平均泊数が5.8泊とアジア内で最も短いことも加味すると、訪日時の1日当たりの消費額が比較的高くポテンシャルのある国ともいえそうです。

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

なお、訪日タイ人向け施策を検討する上では、SNS・ブログで情報収集する層に向けた旅マエのアプローチや口コミの創出が欠かせません。トレンドなどにも目を向けながらプロモーションに取り組むのがおすすめです。

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以上、タイの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、タイインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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