2025年の訪日カナダ人数は68.8万人、消費額は2,196億円でともに過去最高:カナダ市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日カナダ人数は68万8,000人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日カナダ人旅行消費額は2,196億円で、訪日客数、消費額ともに過去最高を記録しました。

本記事では、カナダ市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日カナダ人客数最新データ:年間68.8万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日カナダ人数は68万8,000人でした。前年比では18.7%増となり、過去最高を記録しました。

▲訪日カナダ人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

2025年は継続する訪日旅行の人気に加え、直行便の増便による航空座席数の増加などが影響して、すべての月で前年を上回って推移しました。

最も訪日数が多かったのは、紅葉などによって訪日需要が高まるシーズンである10月で、単月として過去最高を記録しました。

伸び率が最も高かったのはイースター休暇があった4月で、前年同月と比較して直行便数が増加したことも追い風となり、前年同月比39.3%増を記録しました。

2026年も直行便の新規就航予定が控えるなど、さらなる訪日数の増加につながる動きが見られています。

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▲訪日カナダ人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

欧米豪のエリア別で見てみると、カナダアメリカと豪州に次いで3位に位置する市場です。全体の海外旅行者数は拡大傾向にある一方で、初訪日の旅行者が7割弱を占めるなど、まだ伸びしろがある市場といえます。

人気の海外旅行先としてはアメリカが1位となっていますが、近年では一部でアメリカを回避する動きも見られ、旅行先としての日本人気が徐々に増加しつつあるようです。

訪日旅行の訪問地は三大都市圏が主流ですが、そこから他の地域に足を運ぶ旅行者も増加しており、北海道福岡県広島県などのほか、中部エリアが安定した人気を集めています。

▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

訪日カナダ人消費額最新データ:年間2,196億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日カナダ人旅行消費額は2,196億円でした。前年(1,765億円)と比較して24.4%増となり、こちらも過去最高を更新しています。

▲訪日カナダ人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別に見ると、各期において前年を上回って推移しており、特に1〜3月期は前年同期比56.8%増と大幅な伸びを見せました。

また、訪日旅行のピークシーズンを含む4〜6月期と10〜12月期はどちらも600億円を超えました。

▲訪日カナダ人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日カナダ人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たりの消費額は32万1,632円

訪日カナダ人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日カナダ人の1人当たり消費額は、32万1,632円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較すると9万円以上多くなっています。

1人当たり消費額の構成をみると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で、13万2,681円でした。交通費を除くすべての費目で前年を上回り、なかでも宿泊費が7,000円以上、娯楽等サービス費が4,000円以上増加しました。

▲費目別 1人当たり訪日カナダ人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日カナダ人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

エリア別で見ると、欧米豪市場は1人当たり消費額が35万円以上を記録する国が多く、カナダは消費拡大の余地が残っています。

一方で費目別で見ると、娯楽等サービス費(1万9,358円)は豪州(3万5,447円)に次ぐ金額となっており、体験型コンテンツを重視している様子がうかがえます。

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

カナダ市場では日本ならではの体験が求められており、地域性などが感じられる深い体験を重視する傾向にあります。また都市部でのショッピングよりも、地方での自然アクティビティや食文化への関心が強い点も特徴です。

カナダは多文化主義であることから、英語圏やフランス圏、中華系で旅行スタイルが異なります。それぞれのニーズを捉えることが拡大する訪日需要の取り込みにつながるでしょう。

関連記事:【欧米豪編】JNTOが語るインバウンド市場の動向とは?2025年「インバウンド旅行振興フォーラム」

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以上、カナダの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、カナダインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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<参照>

日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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訪日ラボ編集部

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