春は桜や自然が人気? インバウンド観光客も訪れる日本国内の注目イベントまとめ【2026年4月】

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桜シーズン真っただなかの4月は、四季を楽しみたい訪日外国人にも人気があり、訪日需要が高まる時期です。

本記事では、そんな4月に日本各地で開催されるイベントの中から、訪日外国人にも人気があるイベントを訪日ラボコンサルタントが解説します。

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1. 弘前さくらまつり2026

  • 開催地:弘前公園(青森県弘前市)
  • 開催期間:2026年4月17日~5月5日 ※桜の開花状況により会期の変更の可能性あり
▲弘前さくらまつり 告知ポスター:弘前市観光情報サイトより引用
▲弘前さくらまつり 告知ポスター:弘前市観光情報サイトより

弘前さくらまつりの概要

弘前さくらまつりは、「みちのく三大桜名所」の一つとして知られる弘前公園(国指定史跡弘前城跡)で毎年開催されるお花見イベントです。

枝垂桜、八重桜など、52種類約2,600本の桜が咲く美しい様子はSNSでも拡散され、国内外を問わず多くの人々から注目を集めています。

会期中は夜間ライトアップも実施され、西濠にある「桜のトンネル」や「春陽橋」など、昼夜問わず幻想的な風景が楽しめるほか、満開のピーク後に花びらが濠を埋め尽くす「花筏(はないかだ)」の景色も、その美しさから人気となっています。

なお、弘前城天守は2026年7月より曳き戻し(曳屋での移動)を開始し、11月中旬ごろに元の天守台に戻る計画のため、現在の位置から天守と桜を眺められる最後の機会といわれています。

弘前さくらまつりのインバウンド動向

弘前さくらまつりの全体来場者数は、2025年に231万人を記録しました。インバウンド観光客も増加傾向にあり、台湾香港マレーシアシンガポール、欧米各国などさまざまな国・地域の人々が弘前に足を運んでいます。

受け入れ側も、2024年より英語中国語・タイ語などでの有償ガイドツアーや夜桜を楽しめる乾杯ツアーを実施したり、外国語に対応したインフォメーションセンターを開設したりと、インバウンド対応の強化を図っています。

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2. 富士芝桜まつり

  • 開催地:富士本栖湖リゾート(山梨県富士河口湖町)
  • 開催期間:2026年4月11日~5月24日 ※開花状況により変更あり
富士芝桜まつり 公式サイトトップ:富士芝桜まつり 公式サイトより
▲富士芝桜まつり 告知ページ:富士本栖湖リゾート 公式サイトより

富士芝桜まつりの概要

富士芝桜まつりは、富士五湖のうち、もっとも富士山が美しく見えるといわれている本栖湖から約3km離れた富士本栖湖リゾートで、毎年4月中旬~5月にかけて行われるイベントです。19回目を迎える今年は「春の特等席。」といったテーマが掲げられています。

富士山麓から残雪をまとった富士山と約50万株の芝桜が一緒に見られるため、SNSでも絶景を撮影した写真や動画が拡散されるなど、話題となっています。

期間中には、地元グルメが楽しめる「富士山うまいものフェスタ」が開催されたり、東京・新宿から直通の高速バスが運行されたりもするため、あらゆる地域から人々が訪れる注目のイベントです。

富士芝桜まつりのインバウンド動向

2025年の全体来場者数30万9,000人を記録し、CNNが選ぶ「日本の美しい風景31選」に選出されたこともある富士芝桜まつりは、インバウンド観光客からも知名度が高く、日本の芝桜スポットとして定着しています。

自由に見てまわるスタイルの施設ですが、英語中国語のパンフレットも用意されています。

東京、名古屋などの主要都市から日帰りツアーも組まれており、東アジア東南アジア欧米豪まであらゆる国・地域の観光客が富士山×芝桜の景観を楽しんでいます。

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3. 春の高山祭(山王祭)

  • 開催地:飛騨山王宮 日枝神社ほか(岐阜県高山市)
  • 開催期間:2026年4月14日・15日
▲飛騨高山旅ガイド 公式サイト
▲2026年 春の高山祭 告知ページ:飛騨高山旅ガイド 公式サイトより

春の高山祭(山王祭)の概要

春の高山祭は、京都祇園祭、秩父夜祭と並ぶ日本三大美祭の一つです。始まりは16世紀後半から17世紀とされている伝統祭礼で、重要無形民俗文化財やユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

山王祭は、12台もの山車(屋台)が祭の舞台となる安川通りに登場します。うち3台がからくり奉納を行うほか、賑やかな伝統行事や伝統衣装を身にまとった数百名もの祭行列がお囃子や雅楽、獅子舞とともに祭地域をまわるのも特徴です。

各屋台は夜になるとライトアップされ、夜の街をゆっくりと巡行します。昼間と違う幻想的な風景を楽しめることから、山王祭は昼夜を問わず人を集めています。

春の高山祭(山王祭)のインバウンド動向

高山市はコロナ禍以前よりインバウンドが多く訪れる観光地で、2025年には年間の外国人宿泊者数97万8,312人を記録しています。

春の高山祭の観光客入込み状況(国内観光客を含む)は15万6,000人ですが、全体の4割程度がインバウンド観光客といわれています。実際に、TripAdvisorの春の高山祭に関する口コミも多言語で投稿されていることから、多くの人々が訪れていると予想できます。

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4. 立山黒部・雪の大谷フェスティバル

  • 開催地:立山黒部アルペンルート・室堂エリア(富山県立山町)
  • 開催期間:2026年4月15日~6月25日
▲2026 立山黒部ハルタビ 告知サイト:立山黒部アルペンルート 公式サイトより
▲2026 立山黒部ハルタビ 告知ページ:立山黒部アルペンルート 公式サイトより

立山黒部・雪の大谷フェスティバルの概要

富山・長野を結ぶ、山岳観光ルートの立山黒部アルペンルート。毎年4月の開通期間の風物詩とされているのが、雪の大谷フェスティバルです。

会場となる室堂ターミナル付近は豪雪地帯のため、開通期間前にGPSで雪の中から道路位置を割り出し、上から少しずつ雪を削って道を作ります。

雪の大谷フェスティバルは、除雪した際にできた雪の壁の間を歩ける雪の大谷ウォークなど、この季節ならではの体験ができるイベントです。

なお、2026年は立山黒部アルペンルートの全線開業55周年の年となっているほか、「星にいちばん近いリゾート」として長年親しまれてきたホテル立山が8月末で営業を終了することから、ラストシーズンを楽しみたい人々からの需要もあると予想されます。

立山黒部・雪の大谷フェスティバルのインバウンド動向

雪と青空の美しいコントラストがSNS映えするとして、立山黒部アルペンルートは訪日外国人からも高い評価を受けています。

特に台湾韓国香港を中心とするアジアからの来訪者が多く、2024年に日本政策投資銀行が発表したデータでは、富山県内に約110億円もの経済波及効果をもたらしていると記されたほどです。

なお、雪の大谷フェスティバルが開催される春は、他の季節と比べてタイインドネシアマレーシアからも多くのインバウンド観光客が訪れています。

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5.2026となみチューリップフェア

  • 開催地:砺波チューリップ公園(富山県砺波市)
  • 開催期間:2026年4月22日~5月5日
▲2026となみチューリップフェア 告知ページ:2026となみチューリップフェア 公式サイトより
▲2026となみチューリップフェア 告知ページ:2026となみチューリップフェア 公式サイトより

2026となみチューリップフェアの概要

となみチューリップフェアは、チューリップの球根栽培面積が全国トップといわれる富山県砺波市で開催され、今回が第75回となるイベントです。

300品種350万本のチューリップが咲き、パノラマテラスからの眺望やメイン花壇となる大花壇の地上絵、立山黒部アルペンルートの雪の大谷をイメージした「花の大谷」など、さまざまな見どころが用意されています。

2026となみチューリップフェアのインバウンド動向

となみチューリップフェアは、インバウンド誘客にも力を入れており、2025となみチューリップフェアでは全体来場者数33万2,000人のうち、1万200人が外国人の入場者でした。

なかでも台湾からの旅行客が8,700人と全体の85%を占めており、そのほかにもタイシンガポールフィリピンなどから立山黒部アルペンルートなどとの周遊ルートとして選ばれています。

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訪日ラボコンサルタントのコメント

本格的な春が到来する4月は、タイの大型連休「ソンクラーン旧正月)」があるため、例年多くのタイ人観光客が訪日する重要なシーズンです。

常夏のタイの方々にとって、日本の四季や自然は非日常感にあふれており、特に桜や季節の花々が楽しめるイベントは、「綺麗な風景をSNS(特にInstagramFacebook)でシェアしたい!」というニーズに直結するため、絶大な人気を集めます。

また近年、タイリピーターの間ではレンタカーを利用した地方周遊がトレンドになっています。そのため、イベントの目的地だけでなく、移動経路となる近隣県やロードサイドの店舗(道の駅飲食店など)にも、大きなインバウンド需要のチャンスが眠っています。

彼らは移動時にカーナビだけでなくGoogleマップを併用するため、Googleマップが周辺の店舗を発見するカギとなります。完璧な情報整備や多言語対応ができずとも、写真付きのメニューを用意する、SNSで周辺の立ち寄りスポットとして発信するといった視覚的な工夫をするだけでも、イベント帰りの訪日客の足を止める有効な対策になります。

ぜひ、地域全体を面でとらえた誘客のヒントにしてみてください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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