広島平和記念資料館は、広島県広島市中区にある博物館です。原子爆弾による惨状を伝える写真や資料が展示されており、毎年多くの訪日外国人が訪れています。

広島平和記念資料館とは?原爆の惨状を今に伝える博物館:2019年には展示を全面更新

インバウンド人気観光スポットランキング1位「広島平和記念資料館」の人気の理由・インバウンド対策とは

広島平和記念資料館は、1945年8月に広島に投下された原子爆弾による惨状を世界に伝えるため、1955年に開館した博物館です。2006年には広島市内の世界平和記念聖堂とともに国の重要文化財に指定されました。 現在までの総来館者数は7,000万人を超えており、アメリカのオバマ大統領が訪日した2016年には、 過去最多を記録 しました。過去を学び現在に生かす場所として、毎年多数の訪日外国人が訪れています。2011年からは展示の全面的な更新作業を行っていましたが、2019年4月に全館のリニューアルが完了し、すべての常設展示が見られるようになりました。広島平和記念資料館へは、JR広島駅から路線バスを利用し20分ほどでアクセスできます。常設展示の観覧料は、大人200円、高校生100円、中学生以下無料です。

TripAdvisorで1位&平均評価は4.5/5を獲得:訪日外国人は広島平和記念資料館にどんな感想を持っているのだろうか

TripAdvisorの「外国人に人気の観光スポットランキング 2020」によると広島平和記念資料館は、日本で最も訪日外国人に人気の観光地となっています。TripAdvisor上では5点満点中 4.5点の高評価 を受けています。広島平和記念資料館を訪れた訪日外国人はどのような感想を持っているのでしょうか。TripAdvisorの口コミからいくつかピックアップしてみます。

  • This museum focuses on the real life people stories. You can spend many hours here if you read all of them.War is never the answer.
  • 口コミ日本語訳
    • この博物館は、実際の人々の物語に焦点を当てています。全部読んだらここで何時間も過ごすことができます。戦争は決して答えではありません。(オーストラリア シドニー)
  • This experience was so moving and extremely important. It is a must see sight on a trip to Japan and the exhibit with the art made my survivors of the nuclear blasts was heartwrenching.
  • 口コミ日本語訳
    • この経験はとても感動的で非常に重要でした。日本への旅行は必見で、核爆弾の生存者たちが心を痛めた展示品がありました。(ジョージア アトランタ)
  • A must. And the trip to Hiroshima is worth just for visiting the museum.
  • 口コミ日本語訳
    • 必見です。そして、広島への旅行はこの資料館を訪れるだけの価値があります。(スペイン バルセロナ)

訪日外国人は広島平和記念資料館でどのような写真を撮っているのだろうか

2020年10月1日時点でInstagram上で「#hiroshimapeacememorial」とタグが付けられた写真は 2.7万件 投稿されています。では、具体的に訪日外国人は広島平和記念資料館でどのような写真を撮っているのでしょうか。Instagramの投稿で特徴的なものをいくつかご紹介します。

原爆ドームを写真におさめInstagramに投稿する訪日外国人が多数

原爆ドームを写真におさめInstagramに投稿する訪日外国人が多数

原爆ドーム(旧広島県産業奨励館)の写真を撮り、Instagramに投稿している訪日外国人が多く見られました。過去の惨状を振り返る場所であるがゆえ、ほかの観光地で見られるような自撮りの画像はあまり見られませんでした。

原爆死没者慰霊碑の写真を撮る訪日外国人も

原爆死没者慰霊碑の写真を撮る訪日外国人も

原爆死没者慰霊碑は、広島市の平和としての再建を願って建てられた記念碑です。原爆投下75周年のその日に平和記念公園を訪れた訪日外国人もいたようです。

広島平和記念資料館ではどのようなインバウンド対策をしているのだろうか/何故インバウンドに人気なのだろうか

TripAdvisor、またInstagramの投稿から広島平和記念資料館は訪日外国人にとって人気の観光スポットとなっていることが把握できます。広島平和記念資料館はインバウンドを誘致するためにどのような施策を行っているのでしょうか。以下で解説していきます。

公式ウェブサイトは日本語と英語の2か国語に対応

広島平和記念資料館の公式ウェブサイトは、日本語と英語の2か国語に対応 しています。英語のページでは、開館情報や展示内容に関する情報、アクセス方法などについて、日本語のページと同程度に詳しく記載されています。公式ウェブサイトは特に旅マエ・旅ナカで訪日外国人の重要な情報源となるため、インバウンド集客においては、公式ウェブサイトの多言語化はもはや必須といえるでしょう。

原爆遺構を巡りながら平和を考える「ピースツーリズム」を提唱

広島市が提唱している新たな観光の形として、「ピースツーリズム」というものがあります。これは、広島市が有する原爆ドームなどの原爆遺構を巡りながら平和について考える観光スタイルを指します。平和を未来につなげる一つの方法として期待するとともに、広島平和記念資料館を中心に市内の複数の原爆遺構を訪れてもらうことで、訪日外国人の滞在時間を長くし消費を喚起する狙いがあります。