訪日韓国人観光客は2015年には400万人で、リピーターが多く短期滞在型の旅行が特徴です。日本の隣国ですが国民性も異なるので訪日韓国人観光客の性格や特性を把握して接客することが必要になります。儒教に根ざした人間関係や、複雑な日本観を把握して接客する必要があります。
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儒教思想が根付いている訪日韓国人観光客の特性と性格
儒教の影響が強いので年功序列に敏感な性格が特徴です。目上の人に対する敬意を表すことが必要です。社会的地位の差や性別などが人間関係において重要なので、それぞれの立場をわきまえた行動が重視されます。また日本以上に受験に熱心で高学歴志向が強いことも特徴です。
訪日韓国人観光客の特性と性格に合わせた宴席でのマナー
前述の通り、儒教の思想により年功序列に敏感な性格なので、宴席では目上の人に対しては両手でお酌をします。また目上の人にお酌をしてもらったお酒は横を向いて飲むのが特徴的です。また酒類、とくに焼酎は一気飲みするのがマナーという特性があります。喫煙は目上の人の前では慎むことも多いです。
はっきりとした態度表明をするのが訪日韓国人観光客の特性
立場をわきまえた行動が重視される一方で、物事ははっきり言うのが特徴です。曖昧な態度や性格は嫌がられます。怒った時などはかなり直接的な表現をするのが特性です。日本人よりスキンシップを好む性格で、握手や肩を組んだりして親愛の情を表すことが多いのが特徴です。
せっかちな人が多いのが訪日韓国人観光客の特性
訪日韓国人観光客はせっかちな性格の人が多いのが特徴です。そのため行列などで待つことは苦手です。自動車を運転している場合、赤信号でも人がいなければ発進してしまうこともあるという特性があります。日本でのマナーを理解してもらいましょう。
自国と民族に対しての誇りが強い特性の訪日韓国人観光客
訪日韓国人観光客は自国と民族について誇り高い性格です。同じ民族の北朝鮮に対しては複雑な思いを抱いている人もいるので、韓国のことを朝鮮とよばれることには抵抗をおぼえる人も少なくありません。ビジネスシーンはもとより、接客・接遇でのおもてなしでは政治や宗教に関する発言はタブーですが、念のため注意しましょう。
訪日韓国人観光客の対日観の特徴と特性
歴史的な問題もあるため訪日韓国人観光客は必ずしも親日的とはいえない性格をもっています。しかし、一般的に日本人に対しては、親切で勤勉な性格というポジティブなイメージを持っています。
反面、日本人は表情に乏しく、何を考えているかわからないという印象も持つ人もいます。若い人は自国のマスコミを通じてでなくインターネットで日本の実情を知りつつあり親近感を抱く人が多くなっている特徴があります。
まとめ:確実に増加している訪日韓国人観光客
訪日韓国人観光客数は2012年の204万人から2015年の400万人までわずか3年で2倍と大幅に増加しているのが特徴です。訪日韓国人観光客の特性や性格を理解して迎え入れましょう。信用した人には親切で情が厚い性格なので丁寧なおもてなしをすればリピーターになってもらうことも十分見込めます。
<参照>
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査 平成27年の年間値の推計
- JNTO:訪日旅行データハンドブック2016(世界20市場)
- JNTO: ~~韓国からのお客様を迎えるに当たって~~ (リンク切れ)
- 外国人(観光)客おもてなし満足度UPポイント
訪日韓国人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日韓国人観光客
2000年代から、日本語を学ぶ学生が増えています。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられます。実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになります。
訪日韓国人観光客の特徴
日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。
【7/9開催】消費額1.7兆円超!最新中国インバウンド市場の攻略ポイント
2024年、訪日外国人による旅行消費額は過去最高の約8兆1,257億円を記録。 そのうち中国は1.7兆円超(全体の約21%)と圧倒的な1位を占めており、宿泊日数や訪問者数でもトップクラスの存在感を示しています。
これだけ市場が大きく、経済インパクトのある中国インバウンド。 いま多くの企業が「中国向けに本格的な戦略を立てるべきではないか?」と検討を始めています。
しかし中国では、Googleをはじめとする多くのサービスに規制があり、中国現地のSNSや地図サービスを活用するなど、独自のカスタマイズされた対策が必要です。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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