訪日タイ人観光客のゲストハウス利用:観光にお金をかけたい若年層に人気

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

近年、訪日外国人観光客が著しく増加していますが、アジアでの経済成長が目覚ましいタイから訪れる訪日タイ人観光客の増加もその例外ではありません。今回は、訪日タイ人観光客が日本を訪れる際にゲストハウスを利用する場合の傾向やどういったニーズがあるのかなどについて説明していきます。

 


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

ゲストハウスとはどういったものなのか

ゲストハウスとは、歯ブラシや寝間着などのアメニティサービスなどをなくし、価格を極力抑えた素泊まりの安宿のことをいいます。

リュック1つで旅行をするバックパッカーなどに主に利用されています。部屋については、個室がある場合もあるものの、ドミトリーという相部屋となることが多くなります。

訪日タイ人観光客にとってのゲストハウス

訪日タイ人観光客は、日本ならではの文化などを体験することを重視する傾向があるようです。

しかしながら、日本に比べてかなり物価の安いタイから来る観光客にとっては、日本での観光のあらゆる場面でお金を十分にかけるのはまだ難しく、せめて宿泊だけでも安く済ませたいという人達にとっては、ゲストハウスは人気となっています。

 

ゲストハウスを利用する訪日タイ人観光客の傾向

ゲストハウスはとにかく価格を安く抑えている安宿です。そのため、サービスや安心感の側面からは通常のホテル旅館よりはレベルが格段に下がります。

そういったゲストハウスを利用するのは、やはり金銭的に余裕のない学生であったり、買い物や食事などに優先的にお金をかけたいとする若い観光客である場合が多いようです。

ゲストハウスを利用する訪日タイ人観光客のニーズ

訪日タイ人観光客は、日本ならではの文化や風景などを楽しむことを重視して観光に訪れます。そのため、そういった観光スポットがある地域に近いゲストハウスが、やはり人気となります。例えば、東京であれば日本ならではの下町文化を感じることができる浅草といった具合です。

 

訪日タイ人観光客がゲストハウスに求めるもの

宿泊場所に余分なお金をかけずに、観光で日本をより深く感じたいと考える訪日タイ人観光客にとっては、宿泊場所のサービスはあまり重要視されません。

そのため、ゲストハウスとしての対応は、宿泊設備のサービスを充実させるというよりは、観光に便利な支援を行うことが、より喜ばれるということになります。

ゲストハウスとしての具体的な対応

訪日タイ人観光客により喜んでもらうため、観光地周りの利便性を向上させるためには、周辺スポットの案内のわかりやすいチラシを作って提供するなどの対応策が有効です。

タイ語でそれらを作成できればベストでしょう。また、レンタサイクルの貸し出しや、荷物預かりサービスを充実させるということも考えられます。

 

まとめ:訪日タイ人観光客のニーズに即したゲストハウスにするために

ゲストハウスを利用するような若い訪日タイ人観光客が求めるものは、宿泊施設アメニティなどのサービスよりは、より安く、より観光地周りに有利であるという点です。

そのため、ゲストハウス側としては、価格を極力安く設定しながら、いかに観光地周りに有利となる支援を行うことができるかを工夫していくべきです。また、若者向けのサービスなどを充実させることも有効でしょう。

 

訪日タイ人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日タイ人観光客

タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。

訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル

2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。

【7/16開催】【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※


外食店舗、支援サービス、業界のトップ企業が集結!

さらに、有名飲食店や外食産業を牽引する企業による特別基調講演も開催。

成功企業のリアルな戦略や、これからの外食業界を生き抜くヒントがここに詰まっています!

最新のトレンドを知り、トップ企業の成功ノウハウを学びたい方

業界の最前線で活躍する企業とつながり、新たなビジネスチャンスを掴みたい方にぴったりのイベントです。

今こそ、業界の未来を共に創る一歩を踏み出しませんか?

皆さまのご参加をお待ちしております!

<応募者特典>

  • イベント登壇企業の各種お役立ち資料
    ※口コミアカデミー内でのアーカイブ配信は予定しておりません
  • 本イベントのアーカイブ動画(1週間)

<本セミナーのポイント>

  • 有名飲食店&業界をけん引する企業の基調講演
  • - 成功企業の戦略や実例を直接学べる貴重な機会!
    - トップ経営者や専門家が語る「成長の秘訣」と「業界の未来」
  • 外食業界の最新トレンド&成功ノウハウが手に入る
  • - 変化の激しい市場で勝ち残るための最前線情報をキャッチ!
    - 業界をリードする企業が実践するプロモーション戦略やDX事例を公開!
  • 外食業界を支える最新サービス&ソリューションの紹介
  • - 飲食業界の課題解決につながるアイデアが満載!
    - 効率化や売上向上につながる最新ツール・サービスを知るチャンス

詳しくはこちらをご覧ください。

【Next Food Vision 2025】食の最新トレンドを発信〜大型オンラインイベント〜※好評につき再放送※【7/16開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに