カナダの旅行専門ウェブサイトで著名な「トリップアドバイザー」では、日本の人気の観光地は1位が東京、2位京都、3位大阪、4位札幌、5位福岡、6位広島となっています。各地を訪問できる旅行プランを立てる訪日カナダ人観光客が多く、それぞれの地域で日本ならではの体験を満喫しています。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
訪日カナダ人観光客に人気の日本体験
訪日カナダ人観光客が日本に行ったらするべきこととして、第1位に取り上げられているものは、京都での伏見稲荷大社観光です。1万件以上もの「トリップアドバイザー」体験談レビューの中では、今まで見たことのないような美しい景色を絶賛している人が多く、着物をレンタルして稲荷大社付近を散策をする体験も大変人気となっています。
訪日カナダ人観光客に人気のえびすや体験
日本で体験すべきこととして、よく挙げられているのは浅草や嵐山、東山、鎌倉での観光人力車のえびすや体験。人力車を引く日本人のおもてなしの心をが、訪日カナダ人観光客のあいだで高く評価されています。
日本料理体験のクラスが大人気
観光以外の体験で人気となっていることは、日本料理体験クラスへの参加です。東京や京都、主要観光各地で訪日カナダ人観光客向けの料理体験クラスが開催されており、単純な料理クラスではなく、伝統的な日本文化を体験できるということで大変満足度が高くなっています。訪日するたびにリピーターとして日本料理のクラスを体験する人もいます。
口コミから人気を獲得した「SATOYAMA体験」
飛騨高山で行われている「SATOYAMA体験」です。「トリップアドバイザー」上では385人のうち「最高」との回答が360人、「とても良い」が24人となっており、口コミで人気が広がっています。日本の美しい里山を自転車で周るというツアーで自然を愛するカナダ人観光客に人気です。
訪日カナダ人観光客に好まれる、宿泊先での日本体験
訪日カナダ人観光客は、欧米スタイルのホテルを好む傾向にありますが、おもてなしや日本伝統料理を体験できる旅館は、日本での人気体験として挙げられています。京都で人気1位に挙がっている白梅旅館では、料理や雰囲気、布団での寝心地、お風呂等の宿泊全般に関する高評価だけでなく、女将さんのおもてなしについて多くの体験者が素晴らしいと言及しています。
欧米スタイルでも日本テイストが人気
宿泊先に旅館を選ばず、欧米スタイルのホテルに泊まった訪日カナダ人観光客の場合でも、ホテルのデザインや料理、アメニティーなどにちょっとした日本的なものが含まれていることを喜ぶ傾向があります。また、泊まる場所がどこであっても従業員の心遣いというのは、良い体験として口コミに繋がっています。
まとめ:「トリップアドバイザー」で分かる訪日カナダ人観光客の実体験談
「トリップアドバイザー」は大変有名で、旅行を計画している多くの訪日カナダ人観光客の情報収集源となっています。実際の体験談をもとにした口コミや評価は企業の宣伝よりも現実味があり、訪日外国人観光客の動向を左右します。訪日外国人観光客に人気の体験を知る手段として、現地の生の声を拾っていくことがマーケティングに重要なのではないでしょうか。
訪日カナダ人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日カナダ人観光客
訪日カナダ人観光客は、2015年で231,390人の外客数、312億円(2014年)のインバウンド消費で、インバウンド市場の中ではそこまで大きい存在ではありません。しかしながら、2011年の東日本大震災以降、毎年10〜30%の伸び率で着実に拡大しつつある市場でもあります。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

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